避難訓練が苦手だということは以前書きました。
大きな音のアナウンス、
なんとか、皆と廊下にでましたが、怖くて、階段を降りていくこと
教室に一人戻り、隅の方で震えていました。
川島先生が、教室を見回りにきました。
「青木、何してんだ!!」
僕の震えはもっとひどくなりました。
先生は気づいたのでしょう。
「ミスターあおき、大丈夫?」
4年生の時にパニックになり、
しゃがみ込んで、僕と同じ目線になってくれました。
やさしく、話してくれました。
「目を閉じて、ゆっくり息をしてごらん。大丈夫。
「息をすって、はいて。1。息をすって、はいて。2。・・・」
「先生と一緒に校庭に出よう。」
「先生はミスターあおきにお手伝いを頼んだんだよね。見回りのね。
僕は階段を上り下りするのが苦手です。
こけてしまいそうになるのです。
階段を川島先生とゆっくり一段一段、降りて校庭に出ました。
校庭では、他の先生が叫んでいます。
「こらあ、3年3組、揃っているか報告ないぞ!!」
後日、
「これから、避難訓練の時の係を言います。」
「ミスターあおきにやってもらいます。」
「この前、一人のこって、誰かいないか、
川島先生は、僕に一番最後に出て行く役をくれたのです。
そのおかげで、最後に落ち着いて階段を降りることができ、
避難訓練を乗り切ることができました。
川島先生、あの時のことは忘れません。
今では、階段もなんとか怖がらずに、
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