発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

再掲 川島先生ありがとう 走り幅跳び・ソフトボール投げ・ドッヂボール  青木

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走り幅跳びができなかった。

右足、左足、どちらで踏み切っていいのかわからず、両足で踏み切ったこともあった。

さすがにこのときは川島先生も笑いこそしなかったが、笑うのをがまんしているのは僕にもわかった。

 

 

 

「ミスター青木の利き足は左。」

「左足で踏み切る。そして両手を頭上に放り投げる。いい?」

「飛んでけぇ〜」

 

 

 

随分前になるが「どんだけ!!」って言う言い回しが流行った。

僕は川島先生の「飛んでけぇ〜」を思い出した。

 

 

 

何回も練習する中で、踏切線ちょうどで踏み切ることができるようにまでになった。

頭の中では「飛んでけぇ〜」が鳴り響いていた。

 

 

「いった!!!」

「すごいね、すごいよ、記録更新!!6年生よりも飛びました」

「ミスター青木の底力はこんなんもんじゃないよ」

「先生はわかっています。もっと出来るっていうことを。」

 

 

今、思うのですが、川島先生ってテレビで見る松岡修造のような感じだったように思います。

言葉がけ、態度など子どもを指導する上でのノウハウを持ってみえたことを今、思い出します。

 

ほかに、ソフトボール投げにしても、女子並みの記録だった。

それが、「後ろにためて放り出す!!」

「後ろにためて放り出す!!」

そう指導を受けて、やはり5年生でも2、3番目の記録を出したことを覚えている。

 

 

ドッチボールを受けるのが怖くて仕方がなかったのが、ドッボールのクラス代表で学年優勝を勝ち取った。

何度も何度も放課後、川島先生から特訓を受けた成果が出たのだ。

 

 

こんな風に手取り足取り指導してもらいながら、できなかったことが、一つ、一つできるまでに変わっていった。

 

 

それはスポーツに限らず勉強でも同じだった。

 

 

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