発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 川島先生ありがとう 避難訓練でパニックになりました

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避難訓練が苦手だということは以前書きました。

大きな音のアナウンス、一斉行動でパニックになってしまうのです。

なんとか、皆と廊下にでましたが、怖くて、階段を降りていくこができませんでした。

 

教室に一人戻り、隅の方で震えていました。

川島先生が、教室を見回りにきました。

「青木、何してんだ!!

 

僕の震えはもっとひどくなりました。

先生は気づいたのでしょう。

「ミスターあおき、大丈夫?

 

 

4年生の時にパニックになり、意識を失って救急車で運ばれたことを思い出されたのかもしれません。

しゃがみ込んで、僕と同じ目線になってくれました。

 

やさしく、話してくれました。

「目を閉じて、ゆっくり息をしてごらん。大丈夫。誰も傷つけたりはしないよ。」

「息をすって、はいて。1。息をすって、はいて。2。・・・」

 

「先生と一緒に校庭に出よう。」

「先生はミスターあおきにお手伝いを頼んだんだよね。見回りのね。

僕は階段を上り下りするのが苦手です。

こけてしまいそうになるのです。

 

階段を川島先生とゆっくり一段一段、降りて校庭に出ました。

校庭では、他の先生が叫んでいます。

「こらあ、3年3組、揃っているか報告ないぞ!!

 

後日、

「これから、避難訓練の時の係を言います。」

「ミスターあおきにやってもらいます。」

「この前、一人のこって、誰かいないか、見回ってくれたんですよ。」

 

川島先生は、僕に一番最後に出て行く役をくれたのです。

そのおかげで、最後に落ち着いて階段を降りることができ、

避難訓練を乗り切ることができました。

 

川島先生、あの時のことは忘れません。

今では、階段もなんとか怖がらずに、上り下りができるようになりました。

 

 

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