発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

辛い過去の呪縛から解き放たれましょう。マル

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支援している人たちは、夢をよく見ると言います。

素敵な夢なら大歓迎なのですが、彼らの夢は見たくもない夢なのです。

 

 

 

<夢というのは、その人がこだわっている事柄が、夢として出てくる。>と

何かの本で読んだ記憶があります。

 

 

 

確かに支援している人たちの夢は、過去に失敗したことばかりなのです。

 

 

支援をしていくなかで、楽しいこと、感動するような経験もしているはずなのですが、そうは簡単に辛い記憶から逃れることはできないのです。

 

 

長い時間が経過する中で、少しづつ、過去の出来事を忘れていったり、そのできごとを違う見方で捉えることができたりしていきます。

それにしても、時間がかかるのです。

 

 

 

一方、代表の青木です。

小学校の時にいじめられて大怪我をしたり、命を落としかねないほどひどいいじめを受けました。

病院に2度も入院するはめになったのです。

 

 

長い期間、過去の辛い体験が青木を支配していました。

交差点で、信号が変わるのを待っているときに、「頼むから学校に来ないでください。」と同級生から言われた言葉が頭の中に浮かんできます。

 

 

<後ろから誰かに押されて、自動車に轢かれる>という不安から、その場を逃げ出すことが多かったそうです。

その理由から、満員電車にも乗ることができなくなっています。

 

 

 

過去の出来事は、今でも青木を苦しめます。

少しの空き時間があれば、事務所で仮眠する青木です。

私たちスタッフは、青木の寝言を時々聞きます。

 

 

いつも同じです。

はっきりと言葉が聞き取れるわけではないのですが、いじめらている夢を見ているのです。

 

 

あれから50年近くたっているのに、いまだに小学校時代の夢を見るのです。

 

 

「あれ、おかしいな。確か、楽しい出来事を増やしていけば、嫌な思い出はどんどん下の方に下がっていき、再び出てこないと話していましたね。」

 

 

そうです。

それは確かなことなのです。

それで、多くの人たちが過去の呪縛を断ち切り、社会に戻っていっているのですから。

 

 

青木の場合は特別です。

いじめられたり、勉強ができなかったり、集団行動で失敗したり、ウンチを漏らしてしまったり、そんな出来事を忘れてはいけないのです。

 

 

 

「そんな出来事を経験してきたからこそ、支援する当事者のことが少しだけわかるような気がする。」そう考えている青木です。

 

 

 

青木の場合は、嫌な思い出を忘れ去ってはいけないのです。

ですから、昔の嫌な思い出を忘れ去らないように、なんども、なんどもスタッフ相手に、過去の出来事を語っているのです。

 

 

 

忘れるように努めている人もいれば、忘れ去らないように努めている人もいます。

 

 

何れにしても、嫌な出来事が私たちをがんじがらめにしていることは確かなのです。

 

 

 

もう一度言います。

 

 

何もしなければ、嫌な思い出しかありません。

動かないとダメみたいです。

やみくもに動けばいいというものでもないです。

 

 

確かな計画のもと、誰かに見守ってもらいながら、嫌な過去を清算していきましょう。

 

 

明日は必ずくるのです。

希望に満ち溢れ、喜びを感じる瞬間を味わいましょう。

 

 

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