発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

心に残る言葉。ブン

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 僕は頭の中が混乱していた。

なんで混乱していたのかもわからなかった。

 

 

ただ、不安な気持ちと寂しい気持ちと、どうして自分だけがこんな状況なのかという怒りの気持ちだけを感じていた。

 

 

混乱した頭の中を整理してもらうことが必要だった。

それをサポートセンターのスタッフにやってもらった。

 

 

僕は人の話を聞くことがとても苦手です。

特に早口で、長く話されると、頭の中が一杯になって思考停止となります。

 

 

思考停止になることを、知られたくなくてわかったふりをすることがとても辛かった。

 

 

サポートセンターでは、ホワイトボードやスケッチブックを使って、僕の今の状況を描いて説明してくれた。

僕がパニックになった時には、とても効果があった。

 

 

サポートセンターのスタッフの前では、わかったふりをする必要もなかったから。

 

 

自分のことがわかり始めたことで、自分には何が足りないのかもわかり始めてきた。

結局は、足りないものを獲得するだけなんだよね。

 

 

僕には、もう1つ大きな悩みがあった。

それは過去の出来事。

嫌な思い出。

 

 

いつもいつも小、中学校での嫌な思い出が頭の中に登場する。

僕が勉強している時にも、「めちゃくちゃ勉強できへんかったお前だろ。無理だって。」

僕は勉強を中断して、ベッドの布団の中に潜り込む。

 

 

みんなから無視された記憶が蘇る。

心臓をつかまれる気がして、体が硬直する。

スタッフに「助けてください。」と電話する。

 

 

僕の体は、全身硬直してしまっている。

そんな僕の体を温めたタオルで拭いてくれたり、マッサージをしてくれたりするスタッフです。

 

 

涙が出そうになる。

(母親の愛ってこんな感じなんだろうな。)って思う。

 

 

そんなことを繰り返してきた。

 

 

 青木さんが言った。

「いじめられた記憶は、いつでも出てくるよ。だって、ブンさんには嫌な思い出しかないからね。」

 

 

「でも、これから楽しい思い出を作っていけば、嫌な思い出はどんどん心の下の方に沈んでいくよ。そうしたら、簡単には出てこなくなるさ。」

 

 

この言葉は、僕が生きている中で1番心に残っている言葉です。

 

 

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