僕は怠け者だといろんな人から思われていた。
「ふざけている。」と小学校の先生に言われた。
中学校の先生には「もっとやる気を出しなさい。」と言われた。
母親からも、僕を否定する言葉を言われ続けた。
そして僕の自己肯定感はズタズタになっていった。
今思うけれど、学校で先生から色々と言われるのは仕方がないと思う。
だって1クラスに30人も、40人もいるからね。
1人の先生でその人数を見て行くことなんかできやしない。
それを文科省の決まりでやらされている先生は大変だ。
今では、小、中の先生を希望する学生が減ってきているらしいですね。
無理だ。
僕みたいな生徒がクラスにいたら大変だ。
「はあー。」
「はあー。」
「あああああ。」
担任はため息しか出ないだろな。
しかも、僕の母親。
あかんわ。
コミニュケーションが取れない人だから。
人の話を全く聞いていない。
人の話を歪んで解釈する。
僕の小、中の担任の先生方へ。
本当にすみません。
中には入院された先生もおりましたね。
僕や、母のせいだと思います。
本当にごめんなさい。
話がそれた。
まあ、本当に大変だった僕です。
でも僕は決して怠け者ではないです。
やる気もあるんですよ。
ただ、どうしたらいいのか何もわからなくて、ただ佇んでいただけ。
それが僕への正しい評価だ。
前にも書いたけれど、誰も何も教えてくれなかった。
自分ではどうしていいのか何もわからなかった。
思いだしますよ。
例えば、修学旅行です。
班に分かれて、自主行動のプログラムを考えますよね。
僕も班で分担されたことを調べなければならなかった。
でも、どうやって調べるのか。
何をどこまで調べていいのかさっぱり検討がつかなかった。
それで、考えていたらパニックになるんです。
我慢できなくて、突然奇声を発します。
そして大きな声で独り言。
壁や机に頭を打ちつける。
2階から飛び降りたこともありました。
何もわからなかった。
何も。
いつも「誰か助けてください。」と心の中で大きな声で助けを求めていた。
しかし、助けは誰も来なかった。
そしていつしか、助けを呼ぶことはしなくなった。
いつもいつも僕はフリーズしてしまうんです。
何か考えごとをしなければいけないとき。
決まって、フリーズする。
誰にもわからないだろうな。
その時の気持ち。
フリーズするのが怖かった。
怖いんだ。怖いんだ。
僕は気が狂っていると自分でそう思っていた。
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