私は30年間ひきこもっていました。
その間、家でじーっとしていました。
家にいても、色々と母親の手伝いをすることはあります。
掃除、洗濯、ゴミ出し、皿洗い、洗車などなど。
しかし、私は何もしませんでした。
家のことを手伝いたくなかったのではありません。
ひきこもった当初は、何もしていなくて、家でじーっとしていることをもうしわけなく思っていましたので、掃除をしたりとか、洗濯をしたりとかしようとしました。
しかし、母親が「そんなことはやらんでええ。お前は仕事を探してこい。」となんども強く私に言ったので、いつの間にか手伝うことをしなくなりました。
30年間、何も家の手伝いをして来ませんでした。
何もです。
それはとても悲しいことでした。
ひきこもっているだけで、家のことを手伝えないのではないし、手伝いたいと思っていましたから、なおさら悲しかったです。
ですから、今の私は何もできない人間になってしまったのです。
Joeさんや東大さんが、「子どもたちに経験をさせてください。」と書いていました。
僕は本当にそうだと思います。
母親が全てやってしまうと、子どもは、いい年の大人になっても何もできない人間になってしまいます。
私がその証明です。
なかには手伝いをお願いしても、やってくれなかったり、心から喜んでやってくれないケースもあるかもしれません。
そんな時には、お母さんの方から工夫をして、子どもがお手伝いしやすいようにしてみてください。
中々、重い腰をあげない場合もあるでしょうね。
そんな時には、何か理由を考えてください。
例えば、「お母さんは、腰が痛くて仕方がないので、申し訳ないけれど、掃除を手伝ってくれんかな。」という言い方はどうでしょうか?
お母さんが、息子さんを恐れていて、話すこともできない場合もあります。
そんな時は、お父さんから「かあさんは、腰を痛めているので、申し訳ないけど、手伝ってやってくれないか。」と話すことはどうでしょうか。
その時の注意です。
そう、息子さんにお願いしたお父さんが、居間で横になってテレビを見ていたら、逆効果です。
その場から離れて、外に出ていましょう。
「わしは、ちょっと、用事があるので、申し訳ないが、お前1人で手伝ってやってくれ。」
こんな感じです。
外に出たついでに、息子の好きなものを買って帰りましょう。
「今日はお母さんのお手伝いをしてくれて、ありがとうな。お前の好きなケーキを買って来たから、あとで食べてくれ。」と言えたらいいですね。
「そんなの当たり前だろ。」と息子さんが言ったら、また手伝ってもらいましょう。
子どもはお客さんではないです。
家族の一員なのです。
そして、子どもも待っているのです。
「ちょっと手伝ってくれるかな。」
そのことばを。
私は30年間、待っていました。
でも1度も家の手伝いをすることは、ありませんでした。
どうか、同じ失敗はしないでください。
子どもはお母さんからの声かけを待っていますから。
本日はスタッフさんと、自分の過去のことを整理しながら、このブログを書きました。
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