フィリピンに帰って支援に戻ります。日本ありがとう。
10年ぶりに入ったアルバイトはとても簡単なアルバイト。
倉庫から物を移動するだけのこと。
マルチタスクが極端に苦手な僕です。
シングルタスクなら問題はないですね。
心に余裕があると目の前の仕事を丁寧に一生懸命やりたいと言う気持ちになりました。
休憩時間一杯まで使うのではなく、5分前には職場に戻りました。
「あんたまだ5分あるがね。そんなに頑張ったって、もらえるお金はいっしょだよ。」とおばさんからのアドバイス。
僕はニッコリ笑って仕事に取りかかった。
その日のアルバイト代をもらう時に、社長さんから褒められました。
「君、大学生?最近の若い奴はダメだ。使い物にならん。外国人留学生の方がもっと一生懸命になんでもやるね。これから活きの良い外国人がたくさん日本に入ってくるんだよ。そしたら日本のちんたらしている若い奴は全滅だろうな。君は生き残りそうだな。」
本当に嬉しかったです。
もう少しで泣きそうでした。
こんな褒められ方は初めてです。
サポートセンター関係ではなく、一般の方で、僕の背景を何も知らない人なのです。
その人から「君は生き残りそうだ。」
これ以上の褒め言葉はないです。
「ありがとうございました。」
10年ぶりのアルバイトはとてもよかったと思いました。
アルバイトに入ってさらに自信を深めた僕です。
また何かやらかすなと期待していた皆さん。
ごめんなさい、極めてまともに終わってしまいました。
本当に自分は変わったなと思います。
もちろんまだまだ変わらないといけません。
もっと色々とアルバイトに入って自分の今を確かめたいです。
ところが!!
サポートセンターの危機なのです。
電話が鳴り止まない状況になっているのです。
どうしてなんですかね。
ほとんど中、高生のお子さんを持つお母様方からのご相談です。
「うちの息子が心配です。何か犯罪を犯すのではないかと気がきではありません。」
ほぼ全てのお子さんがアスペルガーと診断されておられます。
プールで。
よそ様の洗濯物。
通りすがりで見かけた幼い子供。
これ以上は書けません。
私たちは相談で知り得た個人の情報を手厚く管理する責任があります。
時々、「こんな犯罪をされた方の支援をしていますか?」との問い合わせもありますが、ブログで書かれている以上のことは書けないのです。
すでに不登校となり、自宅でひどい暴れ方をしている人や、「殺してやりたい。」と言う発言がある人など、おかあさま方はかなりの不安を訴えておられます。
何かまた青少年が起こした犯罪があったのでしょうか?
僕はテレビもなければ、新聞も取っていないので日本にいながら日本のことをよくわかっていません。
スタッフに聞いても、何も知らないと言うことです。
で、サポートセンターのスタッフから言われておりますが、まずは近くにある支援を利用してくださいと言うことです。
中学校までなら、手厚い支援が用意されています。
おかあさま方にそのような提案をしますと、少しは落ち着かれます。
でも受けられる支援はたくさんあった方が良いと言います。
でも僕たちは、義務教育中の人たちに関わることはしていません。
とても難しいことですから。
また、それは本人にもよくないのです。
色々な人たちが色々なことを言いますと混乱してしまいます。
義務教育を終了しますと途端に受けられる支援が少なくなります。
まずはお近くの保健所や発達障害支援センターなどをご利用してみてください。
それらを活用しても大きな変化がないと判断されましたら、サポートセンターにお電話ください。
と言うことで、僕は支援の現場に戻ることにしました。
スタッフが足らないからです。
少しでも多くの人たちに「希望」を見せることが僕ができる恩返しだと思っています。
当初、少しでも貯金してフィリピンに帰りたいと思っていました。
月に30万円近く稼げるなんて夢のようです。
そして、僕がそれをなしとげたら、本当の意味での回復だと言えるのかなと自分で思っていました。
しかし、やはり僕は現場にもどります。
「大丈夫ですよ!!おかあさん。反社会的人間だった僕がここまで変えられたのです。」
「どれだけ警察のみなさんにお世話になったか。」
「しかし、俺は変わった。2度と犯罪は犯さない。犯したいとも思わない。」
先生いつものお願いします。
また明日です。
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