発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

アスペルガーな僕の会話練習 ヒロ

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お世話している人をアメリカンボーイ とします。

理由はアメリカ、アメリカとうるさいくらいにアメリカ礼賛をするからです。

 

 

もう一度チャンスが回ってきた。

夕食時にみんなでご飯を食べに行った。

アメリカンボーイも会話の練習なのです。

 

 

アメリカンボーイはアスペルガーと診断されていますのでたくさんの人たちと一緒にいると自分のペースで会話をしてしまうので、みんなとうまくやっていけないのです。

 

 

だから、みんなと実際に会話をしている時に、「こういうふうに話せばいいんだよ。」と指摘します。

そういうことを積み重ねていけば、会話でみんなから変に見られることはなくなっていきます。

 

 

さて、僕です。

アメリカンボーイはいつも高いものを頼みます。

それで、いつも注文した料理が遅く出てきます。

 

 

今回も僕の注文が真っ先に来ました。

僕はその料理を受け取るやいなや、「食べる?」とその人に聞くと同時に、その人のお皿に料理を差し上げました。

 

 

思わずスタッフの顔を見ました。

ポーカーフェイスでした。

本当はいちいちスタッフの顔色を確認してはいけないんですけれどね。

 

 

食事が出揃ってから、会話が始まりました。

「北海道」の話題です。

話題の中心はもちろんアメリカンボーイが話すことです。

 

 

それを我々スタッフが広げたり、つないでいくのです。

映画の話題が出て、これからの上映作品のことに話題がなった時に、「トランスフォーマーは面白くないから、見ないほうが良い。」

なんていうことは言っちゃあいけないんだ。

 

 

 

「俺が面白くなくても他の人は面白いかもしれない。」

「俺が全てだ。」という「俺流マイルール」はダメなんです。

 

 

「北海道はなんでも美味しいな。」

「何が美味しかったの?」

「魚、最高。」

 

 

「どんな魚料理。」

「うーん、忘れました。でも美味しい。」

「北海道かあ、僕も一度行ってみたいな。」

 

 

「てめえ、そこまで人様に媚を売りたいのか?」

「でたな、ブラックヒロ!!」

「バカヒロ、お前は寒いのが大嫌いなはずだ。」

 

 

「悲しいね、自分の考えを曲げるのか」

「違うね。俺はお世話をしている最中なんだ。」

「その人に話を合わせるのが俺の任務なんだ。」

 

 

勝手にしやがれ、バカヒロ!!」

 

 

「雪が降ると、シーンとして、静寂が訪れるんです。」

「あの静けさが良いな。」

 

 

「うん、うん。僕もその静けさを味わってみたいな。」

「暑いのと寒いのどちらが好きですか?」

「中間が良いな。」

 

 

「僕もそうだ。」

「暑すぎると、汗をかいて、肌が荒れてしまう。」

とてもうんざりするな。

 

 

寒いとこれまたすぐに風邪を引いてしまうので、嫌なんだ。

「僕も、中間が良いな。」

「ヒロさんとは、話が合いますね。」

 

 

「フロリーダ!!」

アメリカに早く行きたい。

「そうだよ。アメリカ最高!!」

 

 

そういうと、突然踊りだした彼。

「えーい!!」

僕も一緒に踊った。

 

 

I LOVE AMERICA !!

 

WE LOVE AMERICA !!

 

 

こうしてフィリピンの夜は更けていくのである。

 

 

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