疲れたな、ちょっアイス食うか、おれのおごりだ
あの、もう一人、大統領っていう奴がこのブログを俺と交代で書いているんですよ。
まだ10代なんですけどね。
ADHDと診断されているんです。
まあ、大変なところを通って来た奴なんですよ。
でも、頭がめちゃくちゃ良い奴なんです。
そいつが、調子を崩しているんです。
まあ、大変繊細な奴なんで、またつまずいたって言うわけです。
つまずいた原因なんですがね、「講演会のチラシの紹介文」なんですよ。
サポートセンターのスタッフから一度電話で話しを聞いてやってほしいと言われたんです。
で、その前にその講演会のチラシを送ってもらったんです。
まあ、読んでみて、どこでつまずいたかわかりましたよ。
「1年間で500人のひきこもり、ニートなどの人たちを自立に導いている」
という箇所ですよ。
うーん。
「自分は3年近く必死に自立に向けて毎日頑張っているのに、1年間でそんなに簡単に回復できるものなのか。」
「そんなら、俺がやっていることは?」
「俺は、3年間何をやっているんだ?」
っていうことなんでしょ。
それで大統領に電話して話しましたよ。
「3年もやって、まだ自立できていないからやっぱ精神病院に入院した方が良い」
はあ、馬鹿か!!
「俺は7年でこのありさまだ。でも、俺は希望を失わないんだ」
あのな、「自立」ってなんなんだ、答えてみろよ。
「友達がいて、学校に通うか、そうじゃないとしたら仕事についている」
そうだ、俺たちや世間様が考える「自立」はそうだろ。
ところがな、俺が考えるにだ。
「親と会話ができたんです」
「一人で買い物に行けました」
「宅急便の受け取りができました」
子供は変わりました。
多分こんな意味での自立もあるさ。
1年間での自立って言うのは所詮その程度のことよ。
俺やお前、またはこのセンターで支援を受けている他の人たちみたいに大変な所を通ってきたわけじゃないんだ。
それか、よく見てみろよ。
千人の依頼で五百人の自立って書いてないじゃないか。
1年間に千件の相談があるってかいてあるけれどな。
一人の人が一度の電話ですむわけねえんだよ。
俺も、サポートセンターで1年間スタッフ見習いとして頑張っていたけどな。
俺が考えるに、一人の人が5回電話したとしたら1年間に200人の依頼があるという事だ。
その半数が「自立」してるとしても、さっきの様な自立だろ。
支援対象者は「ひきこもり」て書いてあるから、訪問もしているはずだ。
ひきこもっていて、手紙から始めて、訪問し続けて三ヶ月から半年かかって、初めて会えるもんなんだ。
そこから、本人たちが一番心配している「同世代との遅れ」をどうやって取り返すのか?
もともと、持ち得ていない自信をどうやって獲得していくのか?
将来に対する希望をどうやって獲得するのか?
1年で全部できるわけねえだろ。
やっぱ、俺たちみたいな状況の連中は3、4年は必要なんだよ。
俺は1年間で60人近くの保護者の人たちのお話を聞かせていただいたんだ。
どのお子さんも、俺たちの様に大変な状況の方たちだったんだ。
そんな人たちが、1年間でカウンセリングだけで立ち直るわけがねえだろ。
こんな事にいちいち反応なんかすんなよな。
馬鹿野郎、てめえ、なま言っているんじゃねえぞ
わかったか!!
俺たちはサバイバーなんだ!!
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