発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

11年目のフィリピン生活 東大

2013年4月23日の写真 11年前52歳の時です ダバオにて

 

昨日書いたことは全て事実です。

保安検査場でのX線通過ができなかったのです。

皆さんはそんな人を見たことないでしようね。

 

 

いかつい顔した男にとっては1000人近くの自閉症者の支援をしてきたわけですから、見慣れているわけですよ。

「どうされましたか?」と保安検査員から聞かれた僕は戸惑っていました。

 

 

「初めての海外で昨晩一睡もしていなくてふらついてしまって・・・」といかつい男は答えました。

事前に準備していたんでしょうね。

 

 

 

「医務室に行かれますか?」

「よろしくお願いします。」

「車椅子必要ですね。医務室までご案内しますから少しそこでお待ちください。」

 

 

休んでいる間に心を落ち着かせた僕です。

ネガテイブな気持ちになるのではなく、前向きな気持ちに切り替えようと決断しました。

 

 

この団体で支援を受ける人たちは状況としては他の団体に繋がることができなかったり、個別支援でしか成長が見込めない人たちです。

 

 

それで海外に出る時の保安検査場や入国時に様々なトラブルを巻き起こしてしまうのです。

支援している人の3割程度でその様な状況が見られるそうです。

 

 

例えばよくあることは、体をじっとしていられない人たちが多いことですね。

体が円を描く様に回っていたり、前後に揺れていたりとか。

そうしますと入国審査官は何を思うかと言いますと「薬をやっているな。」と感じるそうです。

 

 

何度も青木は別室に付き添って行ったそうです。

そして自閉症でこの様な動作をしてしまうことを説明するのです。

流石に17年間で200人近くの自閉症の人たちをフィリピンにお連れしてきた青木です。

 

 

 

5年程度で入国審査官も青木の姿を見て理解してくれるまでになっているそうです。

こうして僕はフィリピンになんとか到着して、それから10年近くの個別支援を受け続けるのです。

 

 

今ですか?

幸せですね。

あとは残りの時間を一緒に過ごせる相手を探すだけです。

 

 

皆さんにその相手を紹介できる様に頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

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