発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

30年間ひきこもった男のお見合い エイジ

笑顔の練習は5年間やっていますが、私にはとても難しいです



 

 

お見合いをしました。

「お見合いという言い方は違うよ。」と支援してくれているスタッフに言われました。

事前に見た写真では可愛らいしい女性でした。

年齢は25歳です。

 

 

プロフィールはおとなしいという点が目につきました。

それと料理を作ることが得意とあったのでよかったです。

 

 

その女性と会うために、青木さんが私の服を選んでくれました。

私はその服がとても気に入ったので、手渡されたその日に着てしまいました。

青木さんからは「女性とデートをするときの為に買ったから、その時まで着てはいけないよ。」と言われていましたが、そのことを忘れてしまっていました。

 

 

 

私は口頭で言われても忘れるので、青木さんはメールで私に送ってくれていました。

しかし、私はメールを見ないので、分かりませんでした。

青木さんは「朝、昼、夜の食事前に必ずメールに目を通しなさい。」と言い続けてくれています。

 

 

 

それとデートの模擬練習もしました。

青木さんが台本を書いて、私と女性スタッフが練習をするのです。

「丸暗記しなさい。」と青木さんから言われていました。

 

 

「ただ、一方的に話すのではなく、あなたが話した後で、彼女が話すのを待ちなさい。」と言われました。

 

 

台本通り練習した後は、台本をもとにしての会話にアレンジを加えた練習をします。

そうやって1ヶ月間、徹底的に会話の練習をさせられました。

 

 

 

会話練習の相手もスタッフA B Cと変わっていきました。

また、喫茶店の従業員相手に練習したりもしました。

 

 

青木さんから言われたのは、「政治、宗教、災害などの話はしてはいけない。して良いのは、料理、音楽、映画の話題だけです。」と言われました。

 

 

十分に練習を積んだ私はデートに臨みました。

しかし、結果は惨敗でした。

 

 

 

初日は会話が弾みました。

それと彼女も私との会話を楽しんでくれているようでした。

私はとてもうれしかったです。

 

 

初日の夜に彼女からメールが入りました。

明日また会いたいというメールでした。

私は思わずその場で飛び上がりました。

 

 

そして2回目のデートです。

しかし、私は昨日大きな失敗をしてしまっていました。

しかし、その場では気づかなかったのです。

 

 

それは何かというと、初日に会話が弾みすぎて、事前に用意した内容を全て出し尽くしてしまったのです。

青木さんからは「たくさん話さなくて良いよ。会話の話題を出すのをゆっくりとすすめなさい。」と言われていました。

 

 

そのとき私は「ゆっ〜〜く〜り〜と。はぁぁぁぁぁなぁぁぁぁすぅぅぅぅのでぇぇぇぇすね〜。」と言いましたら、スタッフに笑われてしまいました。

「何で笑われたのかはそのときは分かりませんでした。」

 

 

続く

 

 

 

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