発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

10年間家から出られなかった30代。自立間近です!!東大

f:id:smilehousejapan:20200321135624j:plain

お世話になっている飲食店オーナーと交流。左は東大さん。




僕たちが住んでいるフィリピンのセブ市は、住民に家から外出してはいけないと通告しました。

現在、幹線道路では多くのチェックポイントがあり、とても厳しく取り締まっています。

 

 

1家族に1枚支給されるはずの外出許可書に関するアナウンスが政府からまだ出されていませんでした。

突然決めたので、そこまで手が回らないのでしょう。

 

 

そんな中、34歳で大学1年生になった彼から僕のところに報告が来ました。

彼はマンションに1人で住んでいます。

僕が住んでいるところから、徒歩で10分の場所にあるマンションです。

 

 

彼の報告によると「来週中には、地区の責任者がマンション住人全員分の許可書を持ってくるとのこと。その折に、パスポートとあと1点のIDが必要とのこと。」だそうです。

 

 

34歳で大学1年生の彼。

日本で10年間自宅にひきこもっていた彼に1年間訪問を続けました。

 

 

彼の環境を変えるためにフィリピンに行くことを提案しました。

彼がその提案に承諾し、フィリピンに来たのが2017年10月のことでした。

 

 

とにかく不安がとても強い彼でした。

不安が強すぎることから、再び日本に戻り、日本で支援をした方が良いのではとも考えた私たちです。

 

 

それでも、根気よく徹底的に寄り添いました。

自信をつけるために色々な体験を一緒にやりました。

大きかった不安は一緒に活動する中で、少しずつ減っていきました。

 

 

 

2018年の10月には有名私立大学に合格し、入学しましたが、住む地域を変えたため自主退学となりました。

その後1年間再び英語の勉強に励み、2019年10月にセブ 市の大学に入学しました。

 

 

その彼が、今回のことでは自分で考えて素早く行動したのです。

相手は英語しか理解できないのを、一生懸命英語をつかって説明しコミニュケーションが取れたのです。

 

 

 

不安がとても強くて、外出さえ困難だった彼でした。

その彼が、今は日本人が一人もいない大学に毎日通っているのです。

 

もちろんコミニュケーションは英語でしています。

 

 

昨年末、彼から相談に乗って欲しいと連絡が来ました。

「勉強がわからないので、大学を辞めたい。」と言いだすのではと不安でした。

 

 

開口一番彼はこう言いました。

「学生生活で問題があります。どうして良いのか困っています。」

 

 

私はあらかじめ考えていたセリフをもう一度思い出しました。

「始まったばかりじゃないか。大丈夫だよ。」って。

 

 

彼がため息をついてこう言いました。

「友達の作り方がわからないんですよ。」

「オイ、なんなんだ。それは!!(笑)勉強の問題じゃないのか??」

 

 

成長している彼です。

ここに来て一気に彼の自信は急上昇です。

 

 

10年間、家から一歩も出られなかった人。

一人にされるのがとても怖かった人。

 

 

そんな人でも、根気よく、寄り添っていけば、2年で自立ができるまでに成長するのです。

 

 

1人ではどうしようもできないのです。

ヘルプを出せる相手を見つけることです。

支援を受けるのか、受けないのか。

そのことで、その人の人生は大きく変わるのです。

 

 

下記バーナーのクリックを押してください。

ご協力をお願いします

 日本ブログ村に参加しています。

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 発達障害へ
にほんブログ村

 

 

いつもご協力をありがとうこざいます。

    1位でいると新しい人たちが訪問してくれます。

          クリックをお願いします。