発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

僕スタッフ見習になりました。 テル

東大さん、私たちは同じ時期に支援を受け始めたのですよね。無理せずにね。by エイジ

 

 

僕は団体のお手いをお願いされました。

この団体はすでに支援活動を再開しています。

青木さんも現場復帰しています。

4月からいよいよ、本格的に日本からの青少年たちを受け入れていきます。

 

 

でも問題があるのです。

はい、支援者が足りません。

この団体は、およそ3年近く活動を閉じていたことで、人件費が払えなくなるので、やむなくスタッフを数名残して、解雇したわけです。

 

 

青木さんは、「この団体の支援活動の柱は、フィリピン人の女性スタッフに尽きる。」と言っています。

男性ではないのです。

フィリピンの女性は素晴らしい働きをしてくれます。

もちろん、そんな素晴らしいスタッフとして働けるように長い時間をかけて育てているのです。

 

 

活動再開するにあたり、以前働いていた女性スタッフに声をかけたのですが、結婚したり、違う企業で働いていたりと解雇したスタッフで戻ってきてくれた人は数人です。

 

 

これからの活動計画から必要なスタッフの数はあと5名です。

で、青木さんは、5名の新人スタッフの訓練に取り掛かっています。

 

 

 

でもとても苦労しています。

だって、こんな支援は誰も理解できないですよ。

 

1、支援している人が理解できない。

2、支援の有り様が理解できない。

3、青木さんのスタイルが理解できない。

 

 

大学院で発達障害を専攻した看護師さん。

実際にフィリピンの支援施設で働いていた人。

なども訓練している人の中にはいます。

 

 

その人たちが言うんですよ。

発達障害でこんなに状況が良くない人たちがいるのかって!!

家族の様になって支援するスタイルなんて聞いたことがないって!!

 

青木はまったく休めていないのは本当なのか!!って。

 

 

アンビリバボー。

信じられないの連発。

 

 

 

私が証人です。

彼女たちに私の小学校からのことを伝えています。

彼女たちの質問は、なぜ、なぜ、なぜ。

フィリピンではそこまで深刻な状況にはない。

日本で100万人もの若者がひきこもっている?

他人の目を気にして怖くなって、家から出られなくなっている。

 

 

日本は夢の国ではなかったのか?

アジアの優等生ではないのか?

日本の社会はそんなにギスギスしているのか?

 

 

彼女たちの質問は続きます。

そして僕はぶっ倒れそうになりましたとさ。

 

 

明日へ続きます。

 

 

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