発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

話が噛み合わないのです。 青木



 

支援している青年AさんはASDと診断されています。

小学校から不登校気味で、高校を中退しています。

それからアルバイトに挑戦しましたが、すぐにやめさせられています。

そしてひきこもってしまいました。

 

 

 

彼は、学校に行きづらくなった理由を「みんなとうまく関わることができなかったから。」と言っています。

みんなから「お前といるとイライラしてくる。」とよく言われたとのことです。

 

 

 

「どうしてみんなはイライラするのかな?」何度も聞きましたが答えはいつも同じです。

「他のみんなと同じ様に面白い話ができないから。」と。

 

 

 

「面白い話っていうのは、どんな話なの?あなたがクラスの同級生から聞いた面白い話ってどんな話なの?」と聞いてもはっきりとした返事はもらえません。

 

 

彼の生育歴をご両親から聞いています。

私たちは、ご両親から見た息子さんの問題点も共有しています。

 

 

「話が噛み合わないんですよ。自分の息子ながら会話をしているとイライラしてきます。学校でみんなとうまくいかないのはこういうところではないかと想像しています。」

「診ていただいているお医者さんにも相談していますが、これといった変化はないです。併設されている施設にも通っていましたが、本人が行かなくなってしまいました。」

 

 

彼の問題点はコミニュケーションにあるのです。

最も大きな問題点は、そのことに彼が気づいていないことです。

面白い話ができないことが問題だと彼は勘違いしているのです。

 

 

昨日、私とこんな会話がありました。

夕食の帰り道のことです。

折しも、野球の世界では日本シリーズで盛り上がっていました。

私はオリックスというチームがあと一勝したら日本一になるその瞬間を見てみたいと思っていましたので、試合の経過が気になりました。

 

 

しかし、私の携帯のインターネットの調子が良くありません。

ですから、彼に試合の様子をインターネットで調べて欲しいと頼んだのです。

オリックスが3勝で王手ですね。山本は故障で出られなくなりましたね。」

彼がそこそこ詳しい情報を知っていることを少し嬉しく思いました。

 

 

しかし、いつもながら調べるのに時間がかかる彼です。

オリックスと検索すれば最初に日本シリーズの経過報告が出てくるはずです。

1分、2分・・・・。

 

 

「今日って試合していましたか?」

昨日の試合結果を知っているということはその記事内に本日の試合のことが書いてあったはずです。

 

 

「ありました。ありました。今のところ5対1でオリックスが勝っています。」

「・・・・・・・」

「今のところではなくて、何回ですか?」

「5回ですけれど、そんなに試合結果が気になりますか?」

 

 

(ああああ、こういう言い方なんだな。)

 

 

そのことに対して、何も指摘をしませんが・・・。

どんな手段で伝えても、私たちの意図していることがなかなか理解できないのです。

 

 

彼の両親が言っていました。

「一緒にいるととても疲れます。彼も辛い思いをしているのでしょうね。」

「彼の辛さの原因は、私たちが感じている彼との違和感ではないのです。」

 

 

「みんなとうまくいかないのは、面白い話ができないからだと思い込んでいる彼を変えるのではなく、それはそのままにして、彼の長所をもっと引き出してあげることが大切なんですよ。」

 

 

そんな会話をご両親としたことを思い出しながら、早く帰ってオリックスの優勝の瞬間に立ち会いたいとイライラしていた私です。

 

 

 

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