発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

社会に対して発信することの効果。青木

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ヒロさんと私で講演会でお話をしました。15年前くらいです

 

以前、みんなからヒロさんと呼ばれていた青年を支援していました。

10年以上支援をしてきました。

ADHDASDとの診断を2箇所の病院で受けていた青年です。

 

 

彼は人と繋がりたい気持ちがあるのに、うまくいかなかったのです。

それどころか周りから拒絶されて、ひどいいじめを受けてきました。

ご両親との関係も良くなく、ご両親に対し頻繁に暴力を振るっていました。

 

 

IQは75で小学校と中学校の成績は良くなかったです。

17歳で支援を開始しましたが、2桁の足し算引き算ができなかったですね。

「勉強なんか死んでもするものか」とことあるごとに叫んでいました。

 

 

そんなヒロさんですが、自分で物語を創作していたのです。

彼から渡された文章に目を通すうちに、書く能力があることに気づきました。

それで、ブログを書いてみようと誘ったのです。

 

 

それと同時に不登校の親の会や小学校、中学校への講演会の講師の依頼も彼にやってもらうことにしたのです。

 

 

それはヒロさんにとって大きな効果を生みました。

それは彼にとっての支援でもありました。

 

 

「社会は俺の敵だ。みんな俺を無視しやがる。」そんなことを言っていた彼です。

しかし、彼は変わったのです。

どこの集会や講演会に行っても、歓待された彼です。

 

 

「講演会に行くと、高価なお菓子が食べられるから嬉しい。」

「そして講演料ももらえるから、こんな楽な仕事はないな。」

当初はそんなことをよく言っていました。

 

 

ある時、なぜか老人ホームでの講演会の依頼が舞い込んできました。

「じじいやばばあの前で話すことなんか何もないぞ。」それを説得して講演会でお話をしました。

 

 

講演の最中に休んでいる方もいらっしゃいました。

「やはり、老人ホームでは難しいな。」と思った私です。

 

 

しかし、ヒロさんの話が終わった後で、何人かの方が壇上に来てくださいました。

その中の1人の方が自己紹介をされました。

「私は小学校の校長をしていた者です。道を踏み外したのによく社会復帰されました。現場の教師が何も出来なかったことをお詫びします。」と言われたのです。

 

帰りの車内で「先生達からいつも怒られていた俺だけど、あの校長先生は俺に謝ったよな。あの先生は何も関係ないのにね。」

 

「世の中さ、あんな人もいるんだね。」

 

 

その言葉を聞いとき、私は心の中でガッツポーズをしたのです。

嬉しかったです。

 

 

他者から傷つけられた私たちは、他者から癒されるしか方法はないと思っています。

この後、ヒロさんの頑なな心が素敵な出会いを通して少しづつ、変えられていくのです。

 

 

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