俺は、高校にいくと決めていた。
小・中と勉強が何もわからなかった俺がです。
でもこの団体で、先生と喧嘩をしながら、時には先生の腹にキックを入れながらも、中学までの勉強に関しては一通り終えた俺です。
支援をしてくれていたスタッフ達と話をしながら、高校を卒業するということに合意した俺です。
しかし・・・。
通信制では意味がないし。
日本国内の高校に通学するには、年をとりすぎてしまっている。
夜間高校は刺激が強すぎて、暗黒面に引き入れられてしまいそう。
だから・・・。
フィリピンの高校に入学することにしました。
そのために、青木さんはフィリピン中の高校を訪問し、最適な高校を選びました。
なんと、当時住んでいたマニラから、飛行機で南に2時間飛んだ未開の地、ミンダナオ島のダバオ市にあるインターナショナルハイスクール。
そこを見学しに行ったのです。
日本人は俺が初めてということでした。
当時のダバオ市は、舗装がまだ十分されていなくて、とにかく土ほこりがすごかったです。
そこへ見学しに行った時のこと。
すでに当日は新学年のオリエンテーションの日でした。
そこで、俺も教室に入りました。
そしたら、俺を見て1人の生徒が大きな声をあげたのです。
そうなのです。
俺が映画に出ていたことを知っていた生徒がいたのです。
教室中が大騒ぎです。
違うクラスにもそれが飛び火して・・・。
俺はその日、早退する羽目になりました。
実は、色々な高校に見学に行く予定を立てていたのですが、当日になって不安が強くなって行けなくなった俺です。
それで、1度見学だけで良いので学校を覗きに行こうとなったのが、ダバオのインターナショナルハイスクールでした。
そして、そこで俺を待ち受けていたのが、映画を見た生徒達だったのです。
周りも俺もパニックになってそれで早退したのです。
途中、喫茶店に立ち寄り落ち着かせてもらいました。
「俺、あの学校に行きますよ。」とスタッフに嬉しそうに言ったことを覚えています。
あの映画に出たことで、みんなが俺を受け入れてくれた。
もう僕は「みんなからいじめられるのでは?」という不安がなくなっていたのです。
ここから僕の大きな大きな成長が始まるのです。
後半に続く。
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