地元住民と一緒にパレードに参加するのもまた回復へのブログラム。
私たちはフィリピンの首都マニラとマニラから飛行機で2時間ほど南に向かった「ダバオ」という場所で10年前から支援活動を始めました。
ダバオでは主にボランティア活動と学校に通うことを行い、マニラは就労支援活動を中心に行ってきました。
そんな中フィリピンで昨年9月にテロが発生しました。
発生した場所は私たちの住むダバオから3時間程度離れた場所にあります。
右側がサマル島左側がダバオ市
この事件は昨年日本のマスコミにも大きく取り上げられました。
ホテルに滞在していた日本人夫婦も拉致されそうになったため、扱いが大きくなったのでしょうか。
そして今年4月にこの事件で捕虜になったカナダ人が命を落としています。
私たちはこのサマル島でボランティア活動を毎月10年にわたり行ってきました。
皆様からいただいた古着やおもちゃなどを小学校の子供達に配布し、経済的理由から学校に行けない生徒に支援もしておりました。
そんな中、サマル島の教育委員会から話がしたいとの連絡を受け、6月に話し合いの時を持ちました。
以下がその内容です。
テロが起きて以降、島一番の収入源である観光業が落ち込んでいる。
島の観光客の割合は8割がフィリピン人で残りが外国人の観光客。
テロリストは裕福な外国人のみを標的にしているので今後のボランティア活動は自粛してほしい。
その話を受けて私たちも団体内で協議した結果、サマル島でのボランティアを6月をもって中止することにしました。
小学校側とも話し合い、今後はサポートセンターのフィリピンスタッフが現地の支援機関に古着などを託す程度の支援にとどめます。
テロが起きてすぐに欧米系の観光客は島から姿を消したそうです。
しかし、日本人と韓国人の観光客が減っていないことを現地の行政の方は不思議がっていました。
確かに私たち日本人は危機意識が薄いのかもしれません。
インターネットで検索してみますとダバオはとても安全な場所であるというような記事を見受けます。
確かに首都マニラからすると危険を感じることは極端に少ないです。
しかしそんな中で、テロは起きました。
実はサマル島はダバオの管轄ではないのです。
サマル島の行政の方が嘆いていました。
「ダバオから目と鼻の先なのに、警備体制はダバオ側とは全く違う。」
現在は教育委員会の方より新しくサンミゲル小学校というダバオ市の貧困地区にある小学校の支援を依頼され、6月からボランテイァ活動を始めています。
支援している人たちも私たちスタッフも住居については安全に配慮し警備がとても厳重な場所に住んでいます。
それでも100パーセント安全とは言い切れません。
私たちができることはお金で安全を買うことしかできないのです。
それでサポートセンター名古屋での宿泊費用はとても高価になるのです。
警備員が出入りする車両や人をすべてチェックしています。
各出入り口には数名の警備員が24時間駐在しています。写真はマニラの事務所
ダバオでの滞在マンション。同じく厳重な警備が出入り口で行われています。
またデンゲ熱でフィリピンに滞在していました日本人女性が亡くなられたというニュースがありました。
私たちはとても不思議に感じました。
10年間私たちはフィリピンに滞在しています。
ボランティアや観光にフィリピンのあちらこちらに出かけてきました。
10年間で200人弱の方たちがフィリピンに滞在しましたが、デンゲ熱にかかった方は一人もおりません。
1、夜間に不衛生な場所には近づかない。
2、貧困地区でボランティア活動を行う場合は午後3時までに終了とする。
3、住む場所は衛生管理が徹底しているマンションか高級住宅地。
このようにしてデンゲ熱にかからないよう努力をしているのです。
多くの方をお預かりしている私たちはすぐにこのような文章を出すべきでした。
お子様の支援を私たちの団体でと考えられている皆様からのお問い合わせがありましたので、遅くなりましたが現状をご報告致しました。
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