この2週間で僕たちの住むセブ市の環境は目まぐるしい変化を見せた。
本日から1ヶ月間、部屋から外出できないのだ。
それも3日前に突然決定がなされたのだ。
僕がお世話になっている人たち。
東大さんや、青木さんたちは今月の15日からすでに緊急の事態を想定して準備をしていた。
青木さんは東京で相談会をしながら、僕に電話でこれから起きるであろうことを説明してくれて、とにかく落ち着いてほしいとなんども話してくれた。
そして、蓄えておくべき物のリストを送ってくれて、僕は買い物に走った。
洗剤、缶詰、コンタクト溶液、持病の薬、携帯のロード、乾燥野菜、電池などなど。
そして、今日から町は閉鎖となった。
誰も歩いていない。
空気がとても美味しい。
セブ市の空が一段と澄んでいる。
落ち着いて、今日の日を迎えられた。
とにかく、自分の家族の様に思っていてくれるスタッフには感謝しかない。
で、もう一点言いたいこと。
CNNのニュース番組で、日本が取り上げられていた。
たくさんの人がお花見や外に出たという内容だった。
司会者が「どうして今、この様な状況なのか?」とコメンテーターに意見を求めた。
「私たちと同じ文化だと思わないことです。」と一言言って、苦笑いしていたコメンテーター。
司会者も笑っていた。
BBCでもこのことが取り上げられていた。
もちろん欧州でも最初は気軽に感じていた若者たちが、夜毎外出していたことは知っている。
でも、日本はすでに2月からコロナウイルスの脅威に関しては、なんども報じられていたし、欧州の悲惨な状況もニュースで流されていたにも関わらず、多くの人が外出した。
僕の彼女も一緒にそのニュース番組を見ていた。
そしてこう言った。
「why」
僕はその時、思わず口ずさんでしまった。
「♪〜 はあー。のんきだねえー。のんきだねえ。」
彼女が訳してと言ったけれど、訳せなかった。
フィリピンでも外出規制に反対して、勝手にパーテイを開いた人などがいて逮捕され、テレビで公開謝罪をさせられていた。
フィリピンでは多くの人が危機意識を持っている。
僕は日本でうまく生きていけなかった。
言うなれば、落ちこぼれ人間です。
そんな僕が日本の悪口みたいなことをいうと、変に誤解されてしまうことはわかっている。
でも、日本から出て、日本を改めて眺めていると、日本独自のことが多くあることに気がづいた。
そして、日本でうまくいかなかったのは、僕が悪いわけではない事がわかった。
それは、僕自身が、長年僕を責めていたことからの解放だった。
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