発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

5年間色々な問題を起こしたバード君のこと 東大

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環境を日本から海外に変えたことで、彼は安心したのです。

「日本では周りはきっと自分を狂人と見ていると思っていた。」と「バード君」は後日そう話してくれました。

 

 

当事者が安心できる環境をまずはつくり上げることは、支援の第一歩です。

住まいを海外に変えたことで、彼は周りの人に心を開けるようになりました。

 

 

そして、色々なことにも少しずつ前向きになっていったのです。

 

 

例えば、不登校だった小、中の勉強やパソコンの勉強も自から始めたいと言い出しました。

また学力がついたら海外の学校にも行きたいと言い始めたのです。

 

 

学校に通うのは一年後になるのですが、その前に最低限の常識を身につけてもらうために、様々なプログラムを彼に与えました。

 

 

その1つがボランティア活動です。

ボランティア活動でも「自分は女性として参加したい。それで女装して活動をする。」と言い張ったのです。

 

 

 

青木が支援先の小学校関係者に、事前に「バード君」のことを説明して、どのように彼に関わって欲しいのかを打ち合わせをしてありました。

 

 

 

当日女装して意気揚々と子どもたちに支援物資を配っていた「バード君」。

その写真が記録用として保存されてあるのですが、写真を一目見れば皆様も「なるほど支援というのはほんと大変なんだなあ。」とご理解していただけると思います。

 

 

 

でもプライバシーに関わることですから、本人の許可なくブログに掲載することはできません。

残念です。

 

 

言葉で説明するよりも一枚の写真の方が多くを語ってくれると思うのです。

 

 

 

LGBTに慣れているフィリピンの子どもたちも「バード君」の様子に若干「?」という空気を醸し出していました。

 

 

支援をしている人たちは、いつも子どもたちの前で英語で挨拶をすることになっています。

彼も挨拶をしたのですが、話し方も完全に女性になっていました。

 

 

彼と一緒にボランティア活動をしながら、「こんなことで本当にいいのだろうか?」と自問自答していた僕です。

 

 

 

また学校の通学でも色々と問題が出てきました。

化粧をして通学したいと言い出したのです。

 

 

青木のことですから、学校関係者と話し合い、許可をもらっているのだと思っていましたが、「世の中にはルールがあって、それに従う必要がある。そのことを教えなければならない。」とのことで、「バード君」に時間をかけて、丁寧になんども説明をしていました。

 

 

この支援はとにかく時間をかけて思いを当事者に伝えていくことがとても大切だということを感じました。

 

 

 

そのほかにも本当に多くの問題を起こした「バード君」ですが、僕たちは決して感情的にならずに、淡々と彼と向き合いながら支援を続けていったのです。

 

 

そして今年彼は日本の学校に通うことができるまでになりました。

勿論それでも色々と問題は抱えています。

 

 

明日は現在彼がどのような状況にあるのかをお伝えしたいと思います。

5年間の支援の成果が彼をどのように変えたのかをお伝えします。

 

 

明日もよろしくお願いします。

 

 

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