52歳の僕。童顔ですので若く見られたみたいです。フィリピンの片田舎にて
来月で僕は58歳になる。
そして2年後には60歳だ。
そのうちの半分の時間は自宅に引きこもっていた。
60歳になるとさすがに結婚することは難しくなるとはわかっている。
僕は子どもを望んでいるので、結婚対象の女性は20代から30代前半と限られてしまう。
もちろん日本人で僕との結婚を考えてくれる人たちはいない。
しかし、フィリピンだと今の僕でも結婚対象として見てくれるのです。
そんなバカな!!
読者の方はそう思うでしょうね。
もちろん、日本の赤いパスポート欲しさに、日本の高齢者を探しているフィリピン女性達は大勢います。
そんな女性の罠にハマって大変な目にあった日本人の高齢者の話も、よく耳に入って来ます。
彼女達はたくさんの兄弟に囲まれて、その中で唯一の労働者なのです。
家族の期待と未来を背負って日本で水商売の道を選びます。
高等教育を受けることさえできなかった女性達にはその道しか残されていないのです。
彼女達がいつも考えることは「お金」です。
そんな彼女達にとって、奥様に先立たれてひとりぐらしになった田舎のおじいさん達は格好の標的になるのです。
そんなこととも知らずに「あなたのことが大好き」という一言で舞い上がり、財布の紐を緩めてしまう高齢者たち。
やがて結婚。
結婚して3年経てば日本国籍がもらえます。
日本国籍を取得すれば日本で永久に働けます。
そして親族全員を呼び寄せることもできるのです。
耄碌した老人の元から蒸発して新しい人生を歩むことを選ぶのです。
サポートセンターには「フィリピン人の女性に騙されたので助けて欲しい。」との依頼がときどき舞い込みます。
フィリピンに溶け込んで活動していることで、きっと何か助けてくれるのではと思ったとのことです。
もちろん丁寧にお断りしています。
さて、こんな僕に付き合ってくださいと告白してくれたのは、同じ大学に通う19歳の女子学生でした。
僕の通っていた大学は、私立で一番有名な大学でお金持ちの姉弟しか入学できない大学です。
ですから、彼らは日本人のパスポートを必要としていないのです。
大学授業初日。全員18歳。戸惑う僕。
青木から「髪型変えますから」と有無を言わせず連れて行かれたサロン。
フィリピンという国に対して貧しいという印象を持たれていると思いますが、お金持ちもまた普通にいます。
多くは中国人の血筋を継ぐ人たちです。
自分の孫と言ってもおかしくない大学の同級生たちの家庭をお邪魔したことがありますが、驚くことばかりでした。
数々の最新式の電化製品。
車はトヨタの高級車。
家にはプールがあったりもします。
僕に告白してくれた女生徒もそのような家庭環境だとあとで知らされました。
僕は人生で初めて「付き合ってください」と言われたことに驚きを通り越して、今何が起こっているのかが理解できなかったのです。
僕がはっきりとした返事をしなかったことに、その女子生徒とはいたく傷つき、ぼくの担当教授に文句を言いに行ったのです。
その話が担当教授から青木さんに届けられて、その後大変なお説教を青木から食らいました。
今から5年前のできごとです。
あれから5年が経っています。
少しは成長したのでしょうか。
今度青木とあったら聞いてみたいと思います。
それにしても僕の結婚は遠のくばかりですね。
皆様の応援が僕の背中を後押ししてくれます。
どうか、皆様のお力をお貸しください。
「しっかりしなよ、東大さん。」で結構です。
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