イカ、イカ、イカ
本日で今週の面談は終了です。
明日は別の会場で「ひきこもり支援」について語ります。
定員はすでにいっぱいで外部からの参加はできないということです。
今週で24人の方への個別面談が終了しました。
女性のお子さんが二人でした。
24名の方の子どもさんの平均年齢は38歳でした。
ひきこもり平均年数は13年でした。
すぐに関われることができる人もいれば、残念ながら私たちではお役に立てない方もいました。
しかし、殆どの方に何かしらのお役に立てるアドバイスができたとは思っています。
守秘義務というものがあります。
私たちは顧問弁護士もいますので、その点をとりわけ大切にと考えています。
支援が終了してある程度の期間がたてば全てシュレッダーで記録を消去したりもしています。
個人情報の取り扱いには気をつける必要が有ります。
面談をしますと色々なことを教えられます。
例えば、すでに他団体の支援を受けてきた方もみえますので、どんな支援を受けたのかを聞きます。
何かしら私たちの支援でいかせることはないかとのことからです。
特に訪問のやり方は気になりますね。
ある団体さんは、本人さんの情報を徹底的に収集して、それに基づいて訪問計画を立てているとのこと。
興味が湧きました。
実際に会えているとのこと。
身を乗り出して、話を聞く私です。(笑)
しかし、途中で訪問は中止になったとのこと。
一生懸命関われるきっかけを探して、実際に会えたのですが、4回程で、会いたくないとの返事。
なぜだと思いますか。
「進展がなかったから、継続の訪問を断ったんでしょうかね」
私のその問いかけにはお母様は答えられませんでした。
しかし、私はそう感じたのです。
ゲームを一緒にやればそれは楽しいでしょう。
説教をしに来るのではと身構えている本人に、遊びを通して友達になりたいんだというアプローチはとても良いと思うのです。
しかし、20代後半で10年近くひきこもっている青年には、ゲームよりも大切なことがあったのではないですか。
それは、具体的な希望です。
10年間ひきこもっている、自分がどのようにして社会に戻ることができるのか。
どのようになれるのか?
同世代との間についた差をどのようにして縮めていけば良いのか。
他人が怖い。
自信がない。
人と関わる方法がわからない。
彼らはこのような疑問を絶えず抱えています。
そして、答えを見つけられずに苦しんでいます。
ゲームをすることも楽しいでしょうけれど、その答えを持っていないと感じたら、会う必要もないと判断するのではないでしょうか。
訪問時にはいつそのような話になるかはわかりませんので、支援のゴールはいつでも語られるようにしておく必要があると思います。
明日はお話をして、日曜日にフィリピンに帰ります。
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