発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

支援の始まりに際して。程度の悪いアスペな俺

 

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友達ができるとは思ってはいなかった。環境を変えたおかげです。

 

この団体は、メールや電話で支援のご相談を受けたあとで、カルテをお送りします。

より多くの情報を得るためです。

その後に保護者と面談をします。

 

 

ご本人が何を困っているのか?

ご本人がこの先どうしたいのか?

を聞くのです。

 

 

もちろん、そんなこと聞いても保護者が答えられないことは百も承知です。

でも一応聞きます。

中には、保護者と子どもとの間で、そのような会話があるケースも時々みられるからです。

 

 

ほとんどのケースで、子どもとの会話がないわけですから、親は子どもがどう考えているのかなにもわかりません。

わかっていたら、ここに相談なんかしないでしょう。

 

 

で、最大の難関。

〈どのようにしたら会えるか〉を考えるのです。

これも、保護者の方から的確な提案がされたことはほとんどないですよ。

 

 

で、色々とうちから提案します。

「ご親戚で少し年齢が上の方で、昔でも良いのですが交流があった方はいますか」と色々とお聞きするのです。

 

 

でも、「ないです。」

「あまり親戚づきあいがないので。」

という答えがほとんどだった。

 

 

で、おいらは思ったわけです。

「ああああ、保護者も子どもと同じような感じなんだ。」と。

そういえば、とても社交的な家庭のお子さんで、ひきこもったというケースを俺は知らない。

で、青木さんに聞いても「記憶にない。」ということです。

 

 

なんとかして、手探りで本人との接触を試みるのです。

〈いきなりひきこもっている部屋のドアを開けて接触を試みる。〉という方法をやっている団体もあるみたいだけれど、うちはやらないね。

 

なんでやらないかって、うちのスタッフは全員ひきこもりの経験者なんですよ。

強制的なやり方をされるのが嫌なので、やらないんだ。

 

 

誰にでも、人権というものはある。

「だからと言って、ひきこもったままでいいわけはない。」

「ひきこもっていいわけない。」と俺も賛同はするけれど、だからと言って、暴力的に部屋から出すことは、うちにはできないんだ。

 

 

このように〈ひきこもり回復支援〉で一番難しいことは、支援者と当事者がどうやって出会うかなのです。

 

 

 

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