サポートチャイルドにいろいろとアドバイスをしています。
Oさんからよく電話がかかってきます。
「大統領今いいですか?ちよっと話がしたいんだけど」
僕は愛想が悪いんよ。
そこんとこよくスタッフから指摘されます。
「大統領、SMILE〜 忘れないで!!いつもSMILE周りにいる皆んなHAPPY」
いつもかも笑っていられるかって。
まあ、心でそう思っても「励ます力よ!!」っていう声がどこからか聞こえてくるので、「はい、大丈夫ですよ」って答えてしまう僕がいるんよね。
あっ、このブログOさんいつも見てくれているんやったね。
全然大丈夫だから、いつでも電話してくださいな。
Oさんとの出会いが僕が変わるきっかけでもある気がしてるんよね。
そんなOさんがなんか声を弾ませて電話してきたんよ。
「大統領、僕、スターバックスに行けたよ。めちゃゅくちゃうれしいんだ」
「大統領はスタバに行ったことある?」
「はい、普通に行けてますけれど」
「あっ、そうなんだ、おかしいよね僕、変な話題でごめんね」
しまった、もっと気の利いたことを言うんだった。
「違います。ちょっと偉そうに言いたかっただけです、嘘ついていました。僕も昔スタバに入ることができなかった」
「そうでしょ、なんかひとりで入りにくいよね。二人でといっても母親と二人では余計恥ずかしい」
「日本でも喫茶店とかマクドナルドとか全然ダメで、怖くて近づくこともできなかった。」
「みんなができることを自分はできないのは辛くて」
「だから、スタバに行けたことは本当にうれしい」
「今日はさっきもう一度スタバに行って、「キャラメルマキアート」を頼んだよ。」
「発音難しいよね。何度もハッ?って言われてさ、焦ったよ」
一方的に楽しそうに話してくたれOさんだったんよ。
「喫茶店に行くのが怖くてできない」
「席に座って、注文するのが怖い」
「店の人をどんな風に呼べばいいのかわからない」
「注文してから、メニューが来るまでなにをして過ごしていいのかわからない」
「隣に女子高生とかカップルがいたら、自分のおかしさを発見されそうで怖い」
「喫茶店の中には、ドアを開けると、音がして、店内にいるお客さんが一斉に僕を見る。なんか品定めされているようで怖い」
「トイレに行きたいけれど、おしっこのきれが悪くて、スボンの前を少し濡らしたことがあるので、またやってしまうんじゃないかと思うとおトイレに行けない。行けないと感じると、余計にしたくなってしまって、もうどうすればいいんだ!!」
「相席お願いします」って言われて「無理です」といってしまいそうで怖い。
Oさんと二人で「ひきこもっている人の初めての喫茶店あるある」を延々と話し合っていたんよ。
「あっ、バックがない、しまつた、スタバに忘れてきたんだ、今から行ってくるわ」
はい、これも僕達のあるあるです。
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