喫茶店の店長からおじょうさんの質問書を手渡されました。
その場では見ることはできなかった。
アルバイトが終わってからサポートセンターによりスタッフに見てもらった。
1、なぜフィリピンでの留学を選らんだのですか?
2、フィリピンのどこですか。
3、フィリピンの留学は良かったですか良くなかったですか。
4、フィリピン以外に考えた留学先はありますか。
5、アメリカの留学先はどこですか。
6、アメリカで大学卒業後の進路はどう考えていますか。
7、私にアドバイスをお願いします。
めんどくさいなと思ったんよ。
正直言うと気づいたらフィリピンにおったというのが正しいね。
高校やめて家で引きこもって、大声出して暴れていたんよ。
突然、青木さんが家に来て、世間話をし始めたんよ。
そんで、「お腹すいたから、今から美味しいスパゲティの店に食べに行こう」と誘われたんよ。
うち、ついて行ってしまったんよ。
今でもようわからんけど、なんか癒しのパワーがあふれとったんかな。
ついて行ってしまったわ。
で、話がうまいんよ、この人。
自動車のセールスマンとかになればきっと成功したと思うんよ。
気づいたらフィリピンにおったわ。
英会話の学校に行った。
インターナショナルハイスクールに行った。
選ぶ理由なんか何もあらへんで。
そんなこと書けんさかい困ってしもうたんや。
で、スタッフに返事書いてもらったわ。
そんなことより18歳の女の子と一緒にいることが苦痛で仕方がないんよ。
しかも店長は「うちの娘かわいいよ。写真見てみる?と言って見せられんたよ。」
「確かに可愛いかったんよ。」
それで急遽サポートセンターの倉庫で擬似会話練習をしました。
本当サポートセンターはこれが好きなんやな。
うち、名付けたで、「サポセン劇団」でどうでっしゃろ。
「ピンポン♪〜」
「ああ、大統領君、こんにちわ、今サユリを呼んでくるからね。」
「サユリ、大統領さんが見えたよ。」
「こんにちわ。・・・・・・」
「サユリと言います、宜しくお願いします。」
「・・・・・・」
「さっ家の中に入って」
「忙しい中、サユリの為に来てくれてありがとう。」
「・・・・・・」
僕は練習にもかかわらず、ため息ばかりをついていた。
「ちよっといいですか。中断してください。」
僕はその場でうなだれたんよ。
「無理です。無理なんだ。怖いんです。恐怖です。」
涙が出た。
いじめられた記憶。
無視をされた思い出。
いつも一人だった僕。
学校でも、家でも僕は一人ぼっち。
その記憶がいまだ僕を支配している。
特に日本に帰ってからひどくなっていた。
フイリピンではそうならなかったのに、この日本では絶えず不安と同居している。
「中断しよう。」
スタッフが集まって協議した。
「ご自宅にはいかないことにしよう。」
「すみません。いろいろと忙しくて時間が取れませんので回答だけかいてきました」そう言って手紙を渡しなさい。とスタッフさんに言われた。
ホッとした。
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