発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

障害者就労から一般就労を目指すアスペルガーの彼。東大

 

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※ Webサイトの方は、最新の情報ではありませんので、お手数ですが、詳しくは電話・メールでご連絡ください

 

 

彼を診た医者はアスペルガーと診断した。

お医者は、「今から障害者就労のための練習をすることです。」とご両親にアドバイスをした。

 

 

「うちでは無理ですので、サポートセンターをご紹介します。」と続けて言った。

 

 

◯◯病院から「◯◯な状況の16歳の男性ですが、そちらにご紹介してよろしいですか。」と電話がかかってきた。

 

 

 

その電話が意味することを「大変な人なのでうちでは到底無理です。そちらでなんとかなりませんか。」と電話をとった青木は気づいたそうだ。

 

 

 

「障害者枠でしかないのですか?」とご両親はなんども青木に面談の場で尋ねた。

「支援して様子を見てみないとわからない。」が、青木の返事。

 

 

1ヶ月様子を見て、障害者枠での就労も難しいと判断した青木。

 

 

 

「たくさんの団体にお世話になりましたが、全て逃げ出してしまいました。ここしかないのです。助けてください。」

 

 

断ることができない青木の弱さが出てしまい、1年間の支援となる。

しかし、多くは改善しないまま支援は終了となった。

 

 

 

あれから15年後、ヒロさんにとって2018年は大きな変革の年だったわけです。

 

 

結婚したいので、いますぐたくさん稼げるアルバイトをする考えが強かったヒロさんです。

住み込みで働けば、毎月税金などが引かれても20万円が貯金できる。

そんな仕事を見つけてきました。

 

 

「1年働いて200万近く貯めたら、フィリピンに帰って結婚して、また日本に出稼ぎに行きます。」

「2回目は嫁さんも同じ工場で働けば一石二鳥。」

「5年間夫婦で必死に貯めれば1500万円貯まるな。」

 

 

そんな提案を青木さんにしました。

青木さんはそこまで真剣に先のことを考えられようになったヒロさんに驚いていました。

 

 

「1500万円持ってフィリピンに帰って、アパートを建てたら、毎月決まった額が入って来るし、その仕事は45歳まで良いらしいので、子どもができたら嫁さんと子どもをフィリピンに残して、僕はまた日本で会社の寮生活をしながらお金を貯めます。」

 

 

「そうしたら45歳まで、あと2,000万円貯金できます。」

「それで僕はフィリピンに帰って、何か商売を始めようと思いますが、どう思いますか。」

 

 

「その仕事の問題点はないだろうか?」

「病気になったら解雇ですよね。保険なんかもないし。」

「そうだね。それからあとはないかな。」

「ないですね。」

 

 

「奥さんと子どもをフィリピンに残して、自分1人が日本で寮生活というのは我慢できるのだろうか。1年ならなんとかできるかもしれないけれど。」

 

 

「・・・・・・」

 

 

「僕は大きな失敗をしましたよ。大学を卒業しても、何もスキルがないんです。どこも雇ってはくれませんよ。会社が必要とするスキルがないんです。」

 

 

 

「一緒に考えていこう。」と言った青木は、以前お世話になった会社経営者の皆さんに「英語とタガログ語ができる30才の男がいる。フィリピンで10年近く住んでいたので、フイリピン人の管理は得意です。」とヒロさんを売り込んだのです。

 

 

いくつかの会社が興味を示してくれました。

その中で1社は特に良い待遇で迎え入れようとしてくれたのです。

 

 

 

 

その話を聞いたヒロさんは驚いていました。

しかし、少し考える時間が欲しいとのことでした。

1週間後、ヒロさんは青木に言いました。

 

 

 

タガログ語と英語ができることはスキルですよね。スキルさえあれば年齢なんかあまり関係ない。そうですよね。それで・・・・・・すみませんが、そのオファアーをお断りしてください。僕は今一度、自分の将来をより良くしたいので、大きく方向転換することにしました。」

 

 

 

これから先は、彼が彼の言葉で語る必要があります。

 

 

おっと「ヒロさん劇場第二幕がはじまるのですね。」

 

 

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