Joeと50代男さん。Joeが幸せになったから僕も幸せになれる
6月9日に起こった新幹線殺傷事件。
あれから間も無く1ヶ月が過ぎようとしている。
僕は基本的に日本のテレビや新聞は読まないし、インターネットでわざわざ日本のニュースを探したりはしていない。
で、日本でこの事件がその後どのように扱われているかは知らなかった。
サポートセンター事務所も同じで、テレビはないし、新聞は取っていないので日本のニュースにはとんと疎いのです。
まあ、新聞を取らなくても、テレビがなくてもなんら不自由をしないんですけれどね。
しかし、そんな僕たちに「新幹線殺傷事件」がどれだけ多くの人に影響を与えていたのかがわかった出来事がありました。
それは電話やメールからです。
6月9日からのおよそ1ヶ月で22件の問い合わせがサポートセンターに来ました。
日本全国からです。
その22件全てが中学生から高校生の子どもの件なのです。
通常は1ヶ月平均しますと10件程度の問い合わせです。
年間を通しても高校卒業以下の年齢は5件程度でしかありません。
それが
1ヶ月で22件です。
その全てが最初に「子どもの暴力についてご相談したいのですが」と切り出されたそうです。
そして二言目には「自閉症」と診断されています。」と言われたそうです。
さらに「◯◯や△△などの公共の支援施設に相談をしています。」
最後に「『お母さんしばらくこのまま様子をみましょう』と言われているのですが、限界です。早く対処をしないとあの事件の容疑者のようになってしまいます。」と話されます。
「私たちの団体をどちらでお知りになられましたか」との問いには、
1、検索してこのブログを見つけた。
2、担当医師や支援を受けている職員から教えてもらった。
以前はご自分で検索して探して来られた方が全てでした。
最近は少しは知ってもらえるようになったのでしょうか。
とても嬉しいとスタッフが言っていました。
でも。
あの、みなさんに告知していないのですが、この団体は名前を変えました。
以前は「青少年生活就労自立サポートセンター名古屋」でした。
銀行でいつも呼ばれる時2度ほど言い直しをされるのです。
申し訳ないという思いがいつもありました。
それで名前を変えました。
な訳ではなく。
単純に少年支援をやめて青年支援に特化しようとしたのです。
「一般社団法人青年生活就労自立サポートセンター」
となりました。
今までも義務教育終了後からの支援でした。
しかし、やはり他の年齢と比べても、10代の人たちの支援は難しいので、20代以上に特化することに舵を切ったのです。
半年近くかかって名称をそしてNPOから一般社団法人に変更しました。
しかし、たくさんの少年のご相談が寄せられるようになりました。
「大変ですね。」と人ごとのようにスタッフに話した僕です。
「あのね、ヒロさんのブログを読んでみなさん希望を見い出して、問い合わせをされて来たんですよ。」とスタッフが鼻息荒く話してた。
「うーん。」
そう言われましても。
「ヒロさんに訪問してもらえますか」
「医者やカウンセラーではなくて元当事者の方があの子も心を開くと思うんです。」
という内容が10件程度。
僕はそのようなケースは訪問できないんです。
暴力がみられる場合は青木だけが訪問させていただきます。
スタッフに何かあったら大変ですからね。
この30年間で2度ほど当事者から切りつけられた青木です。
でもまだ生きていますから。
〈ご相談を考えてくださっている皆様へ〉
原則的に当事者が訪問にひどく抵抗している場合には訪問ができません。
お母様が良かれと思って、本人の意向を隠して、訪問依頼をされて、その結果当事者が暴れてしまったという状況が2度です。
まずは身近な公共機関や支援団体を信頼しましょう。
動きが遅いと感じましたら、納得いくまで話し合ってください。
今、お世話になっている支援団体を飛び越えての支援は道義的にできません。
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