発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペルガーな俺は2割バッターだ!! ヒロ

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    大学の後輩がフィリピン航空に入社していました。すごいな!!

 

 

 

僕もMr.Joeと同じく就労ビザ待ちで元の古巣でお世話になっています。

お手伝いをしています。

 

 

しかし、毎日が注意の連続なのです。

もちろん以前のように注意されたら逆ギレして、暴れて物を壊したり、人を殴ったりなんかはしなくなりました。

 

 

1年前ぐらい前までは、失敗が続くと「やっぱ俺みたいな人間をこの世の中は必要としていないな。」とか思わず口に出したりもしていました。

 

 

最近青木さんに言われたのは「死んでしまった方がいいのかな。という言葉がとんと聞こえなくなったな。」です。

そういえば、言わなくなっています。

 

 

これも成長でしょうか。

しかし。

どんだけやってもダメなことがあります。

 

 

それは他人との会話です。

場違いな発言が多いのです。

多いというより、今の現状は的確な発言が2割、場違いな発言が8割です。

 

 

はああああ。

8割がダメ出しを食うような発言なのか。

うーん、これでは社会に必要とされないな。

やはり、障害者枠での就労しか選択肢がないのか。

 

 

「ヒロさんは、2割バッターになったんだよ。」と青木さんが僕に言ってくれた。

 

 

「2割バッターではレギュラーになれないんじゃないんですか」と俺。

 

 

「2割バッターでも、一芸に秀でていたら、レギュラーになれなくともいつも一軍に帯同することができる場合もあるんだ。」と禿げ。

 

 

 

「例えば、盗塁のスペシャリストとか、守備がずば抜けてうまいとか。その選手が打率が低くても他の特技でカバーができればレギュラーだって夢じゃないさ。」

 

 

俺はなんのスペシャリストになればいいんだ。

 

 

「時間のスペシャリスト」

インターナショナルハイスクール、並びに大学4年間無遅刻無欠席。

だれよりも早く集合場所にいる男。その名は時間のスペシャリストヒロだ!!

 

はあ、ダメだ。ダメだ。遅れて怒られるのが怖くてやっているだけなんだ。

決まった時間の2時間前には到着している。それはおかしなことなんだよ。時間の感覚がよくわからないんだ。

 

 

でも遅れるよりはいいんだよ。

 

 

「仕事をきっちり片付けるスペシャリスト」

ヒロさんに頼んだら、安心だ。

それは当たり前のことだろ。

スペシャリストでもなんでもないね。

 

 

いえいえ、ちゃんと期日を守らない人はこの社会には多いんだよ。

 

 

 

「思いやりのスペシャリスト」

いろんな人の様子をいつも気遣っている。

大丈夫ですか」って調子が悪そうな人にすぐに声をかけている。

 

 

道ですれ違った人にでさえだ。

 

 

教会の牧師先生が「憎しみの刃を捨てて、優しさの鎧を身に纏いなさい」と言ってくれたんだ。

とても優しい牧師先生だった。

だから、俺は憎しみの心を捨てさり、優しさの心を獲得したんだ。

 

 

青木さん、なんかハライチの漫才になっていませんか。

もう十分ですわ。

ありがとうございました。

 

 

俺は2割バッターだ。

何かのスペシャリストにならない限り俺の未来はない。

それがなんなのか、探していくしかないんだ。

 

 

「泣くのが嫌なら、さあ歩け」BY 水戸黄門

「俺は歩きはしない。全速で走り抜けてやるんだ。」

 

 

 

「4割バッターになった時、奇跡が起こる、あなたの周りに。」とハゲが俺に言った。

 

 

 

4割か?

目指してみたいな、4割バッター。

 

 

何かが俺の周りで起こるらしいからな。

それを楽しみにまた精進の日々を過ごします。

 

 

 

めげるな俺!!

 

 

 

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