何を食べても美味しいと思える特技があります。
失敗の連続。
そして反省。
それが成長。
自分が失敗しても、誰かにそれを指摘してもらわないと、ただ失敗しただけに終わり、次回もまた同じ失敗をしてしまう。
自分が失敗したことを客観的に見て、どうすればよかったのかがわからないとダメなんだ。
これは座学や自分で本を読んだだけでは理解できないこと。
もちろん発達障害といっても、おいら達とは違って、程度の良いアスペルガーの人たちにはそれができることかもしれないけれど。
おいらや、東大さん、俊介兄い、Mr.Joe達は誰かの指摘がなければ無理なんだ。
支援が終わっても毎週おいら達は青木さんやお世話になったスタッフ達に定期的に連絡をして活動を報告している。
そして、色々とアドバイスをもらっているんだ。
それにしても「できないこと」が本当に多いなと思うのです。
「はぁ〜。なんで??こんなこと、他の人はできるの?本当に?」って何度も聞き返してしまう、おいら。
「ほかの人たちの多くはできているのに、おいらにはできない。」
「はあ〜。」とため息一つ。
話は変わるが、「俺には成長記録ノートがあるんだ。」
歴代スタッフ達が作成してくれた、俺の成長の証。
お母さんが、子どものアルバムを見るのと同じように、僕は自分自身の「成長記録」を見るんです。
「ああああ、隆ちゃんはあの時お犬の口に手を入れてしまって、お父さんもお母さんもびっくりして、慌てて病院に連れていったわね。」
なんて昔を懐かしみながら、アルバムのページをめくるんだろうな。
おいらはおいら自身がページをめくります。
「ほんと、バカだわ、俺。なんなの16歳の時お釣り間違えた回数48回!!って勘弁してくれよ。」
「17歳で、エロ画像ダウンロードして40万円の請求きたし。」
「18歳で◯◯警察に◯回もお世話になっとるし。やっていないという嘘がバレないようにトイレに携帯流したし。」
「19歳で事務所を破壊して、部屋で絶叫してたら、警察呼ばれて、管理組合からサポートセンターの事務所強制退去。」
いやいやいや、これはあかんて。
ほんと生きている価値なしだな。
でも良いことも書いてある。
「20歳で初のフィリピンボランティア旅行。ボランティァに目覚める。」
「21歳で英会話学校に入学。朝から晩まで1日6時間の猛特訓に耐えた!!」
「18歳から始めた講演会。22歳で講演会回数のべ100回を記録した。」
などなど。
僕のページをめくる手が止まった。
箇所は「22歳でインターナショナルハイスクール入学。生まれて初めて友達と呼べる同級生と、人間の彼女ができた。」
僕はいじめられ続けてきた。
いじめられ続けた僕の微かな自尊心は、跡形もなくなくなってしまった。
入水自殺未遂をした。
生きている意味がわからなかった。
みんなから否定されたこの身を消し去りたかった。
僕は1人だったから。
でも日本を離れて、フィリピンに移り住んだら、僕は「ダメな人間から、面白い奴」に変わった。
カッターで僕を切りつける人はいない。
殴る蹴るの暴力を受けたことがない。
クラスのみんなから、生徒会代表に担ぎ出された僕は、中学の時「早く死んでください。BYクラス一同の色紙をもらった人間だった。
消え去ってしまった「自尊心」が少しずつ大きくなっていく今の僕です。
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