海外では人の目を気にしなくて良いのです
僕は東大大学院在学中に発達障害と診断されました。
医師からはアドバイスをいただきましたが、意味が理解できませんでした。
僕はそれから30年近く自宅にひきこもってしまいます。
50歳を過ぎた時に今の支援団体につながりました。
それ以前にもいくつかの支援団体が自宅に訪問してくれたのですが、当時の僕は強制的に社会復帰のプログラムをやらされると思い込んでいましたので、全く会うこともしませんでした。
この団体も最初の訪問を断っていました。
しかし、何度も送られてきたハガキに、その人に合わせた個別支援を作り出し、実行するということが書かれてあったのです。
それでも会ってもらえないかとしつこくハガキを送ってきたので、断るつもりで一度会ったのです。
しかし、その時に会った青木の情熱が僕に伝わり、僕はあれほど怖がっていた支援を受け入れることにしたのです。
まあ、日本国内ではなく、海外での支援ということも僕に安心感を与えてくれました。
この様な支援を10年近く受けてきた僕が思うのですが、その人に合わせた個別支援を作り出すことはとても大変なことなのです。
通常ではできないことだと思います。
時間がかります。
そして熟練したスタッフを必要とします。
それに比例してお金もかかります。
何をおいてもスタッフに強い信念がなければ務まらない仕事です。
普通の人にはできないことなのではと思います。
それを35年間に渡りおこなってきたのが青木です。
まあ、青木の人生イコール支援と言ってもいいでしょう。
そんな人がいたからこそのこの支援なのです。
通常はもとからある支援に、利用者が合わせるのです。
しかし、その人に合わせてくれる支援こそが、もっとも効果を得られる支援だと思うのです。
まあそれでもこの僕の強い特性の前では、青木も試行錯誤の支援だったと思います。
大変な10年間だったんだろうなと思います。
この僕が思う大変さと、実際の支援してくれたスタッフたちの大変さにはまた違いがあるのです・・・。
僕自身この10年間で100人ほどの人たちの支援に関わってきました(面談も含めてです。)が、僕ほど大変な状況の人は1人しかいませんでした。
多くはテルさんの様なADHDの特性が強く出ている人たちだったのです。
残念ながら、10年間の個別支援を持ってしても僕はテルさんたちの様には変わることはできませんでした。
しかし、ひきこもっていた30年間のことを思い返しても、今はとても幸せなのです。
そして僕なりにこれからの残りの人生に対しての希望を持てることができています。
感謝なことです。
その人それぞれゴールは違うのです。
その人に合ったゴールを探してそこに到達するまで寄り添って行く支援を僕たちは提供していきます。
発達障害、ひきこもり、不登校の相談と支援をおこなっています。
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