私は30年近くひきこもっていました。
家から出られませんでした。
家族とも会話はなくいつも1人ぼっちでした。
30年間も1人でいると、人の目を気にしませんから食事のマナーもいい加減になっていきますよね。
肘をついて食事をしたり、口の中に一杯食事を放り込んでリスみたいになっていたり、口を皿につけて犬のように食べたりしていました。
そんな生活が30年間も続けば、やがてそれが性格のようになっていきます。
30年間のひきこもりから解放された今、支援してくれているスタッフから毎日の様に丁寧に注意されるのです。
直そうとしてくれているのです。
しかし、30年間繰り返しおこなってきたことを数年間で治すことはとても難しいですね。
引き続き注意されています。
30年間家族とも会話をしてこなかった私は、日本語を忘れてしまっていました。
会話の仕方を忘れてしまったのです。
ですから、会話ができませんでした。
嘘のような本当の話です。
会話ではなく、単語を支援してくれているスタッフに言うだけです。
「夕飯いつ。」「部屋にいつ帰る。」「夕食は?」
そんな状態から、他者との会話ができるまでにはやはり数年かかりました。
それも日本語は捨てて、英語から始めて、そしてフィリピンの地方語であるビサヤ語に辿り着きました。
日本語はとても難しいのです。
そして、やはり良い記憶がありませんので、私の様に30年もひきこもった人には、思い切って、日本語から違う言語に切り替えた方が、より早くコミニュケーションが取れるようになるのです。
そう青木さんに言われて、私は日本語を使わなくなりました。
一日中日本語を話さない生活を続けてました。
そのおかげで英語は日常会話なら聞いたり話したりも不自由なくできるまでになりました。
そして今はビザヤ語を英語のレベルまで上げようと必死に頑張っています。
私の感じでは、あと3ヶ月あれば日常会話のレベルに到達できると思います。
日本語が話せるようになっても、褒められませんが、私が英語を話したり、ビサヤ語を話したりするとみさなん一様に驚きますね。
その驚く顔を見るのがとても嬉しいです。
そして「凄いですね。」
「どうやって覚えたの?」としばらくの間は、私の言語能力のことで、盛り上がってくれるのでとても嬉しいです。
30年間ひきこもってしまいますと、風呂に入らなくなります。
着替えをしなくなります。
一日中布団でゴロゴロとしています。
独り言をよいく言うようになりました。
側にいると人が不安になるから、独り言を言うのをやめるようにと注意を受け続けていますが、まだ言ってしまいます。
30年間もひきこもってしまいますと、色々と後々大変になってしまうのです。
どうぞ、子どもたちをひきこもらせないでください。
私の様な苦労は私1人で十分です。
お母さん、お父さんどうぞよろしくお願いします。
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