「楽しい経験を積み重ねていけば、辛い経験を思い出すことは、少なくなっていく。」と青木さんは言った。
言われた当初は「何言ってんだこの人。」という感じでした。
なんでかというと、僕には何が楽しい経験なのかわからなかったから。
話で聞いただけでは、実感がわかなかった。
そんなことを青木さんに言ったら、「スタッフが色々と楽しい経験を一緒にしていくから、最初は信じて一緒にやっていけばいい。」と青木さんは説明してくれた。
「僕に拒否権はないんですか。」と今思えば、ずれたことを言い返してしまった。
「やらないうちから、拒否されてしまったら困るな。」
「ただ、呼吸器官に障害がある人にダイビングをしようなんて言わないし、海の中が怖かったら、ゆっくりと確かめながらやっていき、それでも無理だと思ったらやめればいいんだよ。」
「途中でやめた人はいるんですか」
「ダイビングは呼吸の仕方がうまくできなくて、断念する人が時々いるよ。」
「サーフィンは、あの波を見ると尻込みするけれど、海の中に入るとそんなに大変じゃないってわかるんだ。サーフィンをリタイヤした人はいないよ。」
最初にリタイヤした人が、僕になるんじゃないかと心配した。
でも、このブログを見ると、ほとんどが僕みたいに不器用で頭が良くない人で、でもみんな頑張って自分を変えたとブログに書いてあるので、僕もそうなりたいと心から思った。
不安な気持ちと期待する気持ちがごちゃ混ぜ。
「例えば、海中2メートルにいて、僕が大丈夫という合図を出したら、次は2.5メートルというふうにしてもらえるんですね。」
「その通り、みんなとても怖がりなんだ。海の中や高いと場所、人混みの中はみんな苦手なんだ。ただ、海の中はのぞけるんだったら、のぞいたらとてもワクワクした気持ちになれるんだ。波の上に乗る感覚は思わず声をあげたくなるほど気持ちいいんだよ。でも強制することは何もないから、心配ないよ。」と青木さんに言われた。
「できるかどうかわからないから、やってみたらいいんだよ。小、中学校で何もできないと思っていたんでしょ。悔しい思いを今でも引きづっているんだったら、そこから解放されなきゃ。」
「できるんだよ。やろうとしないだけなんだ。または、やり方が間違っているだけなんだ。」
こんなやり取りを何度も何度もしました。
「なんども同じ話をさせやがってと思っていませんか。」と青木さんに聞いたら、「僕も30年前に同じように何度も何度もスタッフに聞いていたよ。」と言った。
「それで青木さんは回復したんですよね。」
「死にたいという気持ちはなくなったよ。」
僕はずーっと死んでしまいたいと願っていた。
ずーっと。
それしか考えることはなかったから。
回復するために僕は立ち上がった。
サポートセンターを信じてここにきた。
やるしかないんだ。
変わりたいんだ。
僕はダメな人間なんかじゃないんだ。
それを証明したいんだ。
※ 僕は自分のことをダメな人間だと思っていました。
しかし、ダメな人間とダメじゃない人間がいるということではなく、
自分自身努力することを一切放棄して、引きこもってしまった自分自身を僕がダメな人間なんだと思っていました。
それは他の人のことを言っているのではないです。
努力すればできるのに、どうせまた失敗すると考えて、チャレンジしなかった自分への批判なのです。
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