「希望は語るものではなく、見せるものだ。」と青木さんは言った。
僕はこのブログを読んでいて、希望をはっきりと見た。
ヒロさんや東大さんの生き様に僕は希望を見たんだ。
IQ70で小、中とほとんど学校に行かれなかった少年。
義務教育終了後、普通なら、作業所通いの毎日。
周りにも理解されず、やがて孤立して作業所へも行かなくなる。
これが悲しきボーダーの姿。
暴力はさらに増していく。
適切な支援を受けなければ、能力はどんどん下がっていく。
自暴自棄になったヒロさんの将来は絶望的だったはずだ。
しかし、彼は最近、就職した。
給与もフィリピンで生きていくには十分だ。
そして彼女がいて、結婚も考えている。
ここに到るまでにどれだけの努力をしたのか。
そしてスタッフたちの支援はどうだったのか。
青木さんにストレートに聞いた。
「失礼な言い方ですが、少しオーバーな表現をしていますか。」
「僕にはブログに書かれていることをそのまま受け止められません。」
「ヒロさんが書いている通りだよ。」
「それを信じるならば、サポートセンターはすごいことをやっているんですよね。」
「誰かが、ありえない支援と言っていましたが、ぼくもそう言いたいです。」
「そうでもない。」
「ヒロさんが今のような状況になるとは、支援を始めた当初だれも想像すらできなかった。」
「そのために長期の目標を立てて、日々の支援を考えたわけではないんだ。」
「それとヒロさんが16歳の時に3ヶ月間様子を見させてもらったんだけど、その結果は『支援できない。』だった。」
「お父さんにお会いして、そう言ったときの辛さはいまでも覚えている。」
「ヒロさんはすでに、この社会で行き場を失っていたからね。」
「結果的にこうなったということ。」
「それじゃあ、青木さんは、この結果に満足しているわけですか」
「・・・・・・わからないな。」
「時々、もっと良い状態になれるはずだったのかもしれないと考える。」
「あの時、こうしていたらとか。後悔ばかりだね。」
「過去を振り返って、未来に活かそうと思うなら、どうしますか。」
「考えすぎないこと。決断を早くすること。」
「これを今、教訓としている。」
とにかく青木さんと話していると、こんなに楽しい時間はない。
面白い。
道を極めた人にしかわからないことがある。
でもどうして、青木さんはブログを書かないのかと聞いたんだ。
青木さんほど、「発達障害の支援」に関して文章をかける人はいないはずだから。
青木さんの答えは、驚きだった。
僕が知らない世界がある。
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