父親は同じ言葉を僕に何度も言いました。
「いつになったら真面目に将来のことを考えるんだ。」
僕は毎日毎日、どうすればいいんだとそのことばかりを考えていました。
「何が不満でひきこもっているんだ。」
不満があってひきこもっているのではなく、不安だらけで怖くて外に出られないだけなのです。
「小学生みたいに朝から晩までゲームばかりして。」
ゲームでもして気を紛らわせないと、気が狂いそうになったから。
誰かが言った。
「どうして親と子どもはこんなにすれ違うのか。」
父が口を開くたび、僕の怒りは増して行きました。
僕は部屋の扉を足で蹴りやぶり、自分の椅子を壁に投げつけ壊すまでにエスカレートしました。
そしてとうとう父親にまで手を出してしまいました。
父親に怪我を負わせてしまったのです。
今、僕は家族と離れて1年近くたちます。
離れて、落ち着いて過去のことを振り返ることができるまでになりました。
今なら父親のことを受け入れられます。
ぼくは何を怒ったのか。
ぼくがひきこもった理由を、父が理解しようとしなかったことです。
今ならわかります。
父にはそれができなかったのです。
できない人に怒りをぶつけるのは間違っていますよね。
母親も理解できなかった。
青木さんに聞いたところ、30年間の支援生活の中で出会った親御さんで、理解できた親御さんはほんのわずかだということです。
「サポートセンターは、ご両親への支援はしていません。」ということです。
それは両親と子どもとは同時に支援できないからだそうです。
なるほどとぼくは思いましたね。
以前、サポートセンターの仲間の誰かが書いた文章で、フランス人の親子とのことがかいてあったけど、それは僕の理想でもあるな。
もっと言えば、親と子どもの理想の形ですよ。
でも、日本人にはそれはとても苦手なことなんだろうな。
なんか寂しいことだけれど。
でも僕は子どもとの関係をよくしたいと思っていますよ。
父親とうまくいかなかった経験を元にして、子どもともっとよりよく接したいのです。
とりとめのない文章になってしまいました。
明日も書きますのでよろしくお願いします。
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