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携帯電話がなりました。
手元の時計を見ると、深夜2時。日本なら3時。
この時間の電話は考えるまでもなく、緊急でしかも良くない電話です。
「青木先生ですか、私、卓也(仮名)の母です。息子が事故で、都内の病院に搬送され、今も意識が戻らないんです。」
以前関わった卓也君、アスペルガーの彼は、小、中、高と周りと全くなじめず、様々な二次障がいを引き起こしていた。薬物、窃盗、障害・・・
未明に、盗んだバイクで走っていたとき、カーブを曲がりきれずに、ガートレールに衝突、病院に運ばれたが意識が戻らないということらしい。
一度は更生して、通信制高校も卒業して、専門学校で手に職をみにつけるんだと、意気込んでいた彼だったが、とにかく命がまもられるように神様に祈った。
4日後、再び卓也君のお母さんから電話をいただいた。
「3日前に意識が戻りました。卓也が青木先生に伝えてほしいと言ったので、伝えます」
「生まれ変わって、困っている人の役に立ちたいので、青木さんのところでまたお世話になりたい」
想像もしていない事でしたので、とっさにどう返事を返していいのかわかりませんでした。
私はその場でひざまづき、神様に祈りを捧げました。
皆様の心からのお祈りを感謝します。
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