発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

「僕はまだ大丈夫ですか?」早朝3時の電話は命の電話 ヒロ

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もっと多くの人にブログを読んで欲しいんで、アメブロに移ることになりました。

 

 

いや正確にいうと、アメブロにも同じ内容の記事をアップします。

はてなブログも今まで通り使うそうです。

そして昨日はその内容の記事でした。

 

 

 

さて、実を言いますと、なんか大きなことに気づいた俺なんですよ。

うまく言えないんですよ。

 

 

でも感じたことを書いていきますんで、どうぞよろしくお願いします。

 

 

おいらは今、20代青年に寄り添っています。

でもこの青年随分変わってきて、俺はまあいらないなと思い始めています。

女性スタッフにえらく馴染んでいますんでね。

 

 

五十代さんに寄り添っているスタッフのご家族が倒れたということで、急遽緊急登板のわたくしめでございます。

まあ朝7時の朝食から夕食までずーっと一緒です。

 

 

そういえば、少し前に、「寄り添い、寄り添いっていう言葉がよく出てきますけれど、知的障害や身体障害者でもないのにそんなに手厚い寄り添いが必要なんですか」とのご質問が寄せられたそうです。

 

 

どういう背景の方かと言いますと、ご自分の子育てが終わって、残りの人生をボランティアに費やしたいとのお考えをお持ちの方です。

 

 

そして、最近よく耳にする、発達障害に関して勉強したくて色々とブログを探していたら、このブログを見つけてくださったとのことです。

 

 

その方にはスタッフが懇切丁寧にご説明をしたようです。

ですから僕はあえてご説明しません。

というか、言い方がわからないです。

 

 

10年、20年近く家族以外の人と誰とも関わっていない人たちを支援している僕たちです。

 

 

そんな人たちを励まして、再び希望を持ってもらって、一歩踏み出してもらうために、日本とは全く環境が異なる世界に行きませんかと、お誘いして、一歩踏み出した方達です。

 

 

一歩は踏み出しました。

中には不安が強くなり、踏み出した一歩を元に戻そうとしたり、回復するためのプログラムをしなくても良い理由を考えたりする人も多くはないですけれどもいます。

 

 

だから目が離せないんです。

気持ちを下げてしまわないように、朝から夜「おやすみなさい。」というまでその人を見続ける必要があるのがこの支援です。

 

 

さて、本題です。

おととい、俺の携帯の着信音で俺は目覚めた。

慌てて携帯を手に取った。

 

 

ディスプレイを見ずにすぐさま、受信ボタンを押した。

「もしもし、ヒロです。どなた様ですか。」

と同時に部屋の時計に目をやった。

 

 

朝、3時。

おい、こらあ誰だこんな時間に。

「もしもし、50代ですけど。」

 

 

「あっ、50代さん、どうされましたか!!」

50代さんからの着信だ。

 

 

「眠れないんですよ。昨日から。」

「僕、まだ大丈夫ですか?」

「あのさっきからなんどもなんども電話していたんですけれど、寝てましたか。」

 

 

「はぁ、なんだその言い方は、寝てるに決まってんじゃん、こんな朝早く、世界中どこでもこの時間は夢の中と決まっているんだ。あんたが、眠れないのはあんたの問題でしょ。」  

 

こんなことは口がさけても言いませんし、思いもしません。

でも普通はこんなふうに皆さんは思いますでしょ。

 

 

難しい問題はツルピカドンさんの担当なのです。

「50代さん、ごめんなさい、ちょっとトイレ行ってきて良いですか」

 

 

「寝る前に行かないんですか」

(50代さんはこういう言い方をするんですよ。大変だと思いませんか?)

 

ツルピカドンさんは3コール目で出ました。

 

 

「50代さんから今携帯に着信がありました。眠れないそうです。声の印象からするとそんなに深刻ではないです。」

「『僕はまだ大丈夫ですか』と聞いてきました。」

 

 

「話を聞いて欲しいのだと思います。報告文は送ってあります。よろしくお願いします。おやすみさない。」

 

 

 

 僕は再び眠りについた。

 

 

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同じような苦しみを抱えている親御さんの傘になりたい。 ヒロ

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 一枚選べと言われればこの写真。成績が良かったので、思わずJUMP!!

 

 

アメブロのみな様、こんにちわ。

私はヒロと申します。

日本人で28歳です。

 

 

僕には特徴がありまして、アスペルガーADHDの特徴をもって生まれております。

IQは70でした。

 

 

何も発達障害が悪いわけではありません。

そのような特性をおもちでも社会に溶け込み、一員として社会に貢献していらっしゃる素晴らしい方も多いかと存じ上げます。

 

 

しかし、私は、家庭環境がよくなくて二次障害を起こしてしまったのです。

小、中と不登校でした。

 

 

中学終了間際に児童相談所から診断を勧められまして、正式に診断名をいただきました。

 

 

高校は親の意向で行かされました。

行った高校は入学テストで名前をちゃんとかけば合格できるレベルの高校に入学しましたが、数回の登校で行かなくなりました。

 

 

その後は家庭にひきこもりました。

昼夜逆転、ゲーム依存、アダルトサイト依存になり、多額のお金を親に使わせてしまいました。

 

 

そればかりか、母親に対しての家庭内暴力が段々とエスカレートしていきました。

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ついには警察が10人体制で刺股を手に自宅を訪問してくれました。

 

 

ほとぼりが冷めるまで、夜の街をさまよい、公園で寝泊りをしたりしていました。

 

 

父親は母親と違い、考えるということができる人でした。

ですから、お寺さんに頼み込んで修行という形で僕をすみこまさせました。

二日目の朝に、脱走しました。

 

 

理由はドラゴンボールの再放送がお寺では見られなかったためです。

 

 

その後もひきこもりやニートの支援団体にお世話になりました。

しかしいずれも居心地はよくなかったです。

 

 

その団体さんがダメというわけではなく、僕がその団体さんに合わなかっただけです。

支援団体に入れては強制脱走の繰り返しで、頭を悩ませていた父親

 

 

そんな父親に、お世話になっていた病院から、「大変な状況の人たちと一緒に住み込んで個別で支援する団体がこの名古屋にある。」

 

 

「オーダーメイド型の個別支援なので費用はとても高くつくけれど、一度尋ねてみてはどうか。」と言われた父親がサポートセンターに相談したのが僕が16歳の時でした。

 

 

ですから今年で12年目の支援を受けています。

 

 

僕はサポートセンター始まって以来の問題児。

警察のお世話になること数知れず、結局相手方のご理解の元、逮捕という自体は避けることができました。

 

 

しかし、懇意にしていたお巡りさんから、「これ以上日本にいてはダメだ。海外に行きなさい。」とほとんど島流しのような状態で、日本から南へ4000キロのフィリピンに辿りついたのでございます。

 

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    南の島へ4,000キロ。♪〜 どんぶらこ、どんぶらこっこ、どんぶらこ 

 

程度の悪いアスペルガーな男。

16歳で二桁の足し算、引き算もできなかった男。

衝動性がとても強くて、数々の問題を引き起こし、その度ごとに支援者たちを振り回していた男。

 

 

そして、家庭内暴力が殺人未遂までにエスカレートして行き、最後には家族と別れ離れになった男です。

現在、家族は引越しをしてしまい、居所は青木さんも知りません。

 

 

繋がっているのは1つのメールアドレスのみです。

そうさせてしまった僕が悪いのです。

 

 

今は深く反省しています。

今後は、良い仕事について、両親の面倒を見させてもらえるならば、そうさせて欲しいと思っています。

それがおいらのせめてもの罪滅ぼしですから。

 

 

そんな僕が毎日ブログを書く理由です。

ありのままをお話して、僕のような大変なお子さんをおもちで、大変な目にあっている親御さんに希望と癒しを届けたくて毎日ブログを更新しています。

 

 

もうだれにも僕や家族のように深い悲しみにあってほしくはないからです。

僕は全国の中学校や小学校も回って子どもたちに希望と癒しを届けたいとも願っています。

 

 

これからどうぞよろしくお願いします。

他に登場人物を書きます。

 

 

ハゲ、ツルピカどん、つるっぱげという愛称で親しまれています男です。

サポートセンター名古屋の代表を勤めています。

支援が命の男です。

 

本当にハゲから支援を取ったら何も残りません。

 

他に、まるさん、あつこせんせーえ、東大さん、劇団兄い、俊介兄い、Mr.Joeなど多彩な面々でお送りいたします。

 

 

ありがとうございました。

 

 

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フランス人には理解できなかった僕たちの現実 ヒロ

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3回しかサーフィンに行っていない俺です。

ももう気分はサーファーです。

程度の悪いアスペな俺はサーファーなんです。

 

 

そんな俺がサーフィンのためにフィリピンにある小さな島に滞在していて感じたことを書きます。

 

 

青木さんはホテル内にある食堂で、朝の5時からメールを打ち続けていました。

とにかく相談の件数が半端ないんですよ。

 

 

その時に、1組のフランス人家族がグーグルマップでこの島全体を見たいので、パソコンを貸してくれと言ってきました。

人が良い青木さんは貸してあげました。

 

 

そのあとにその家族と会話が始まりました。

小さな島にビジネス用のノートパソコンを持ち込んで、朝の5時から一心不乱にカシャカシャとキーボードを叩いている姿は異様な光景です。

 

 

そんなハゲに関心を寄せたご家族との会話が始まったのです。

 

 

「日本人か」

「フイリピンでは韓国人と間違われるけれど、よく日本人とわかったね。」

「韓国人は目が細いし中国人は団体だしそもそもこんなところまで来ないよ。」

 

 

「日本は10回めだ。」

「しかし、日本人は不思議だ。」

 

 

「同じ時間帯に地下鉄の出入り口から一斉に湧いてくる。」

 

 

「同じ色合いに柄まで同じ服装。で無表情。みんな同じ顔に見えるんだ。もしかしたらすでに日本はヒューマン型アンドロイドを開発して実用化しているのではとおもったくらいだ。しっかと前を向いて、一目算に駆け抜けて行く姿は異様だ。」

 

 

「仕事は何をしているんだ。」

「説明しにくいが簡単に言うと小さな塾のようなものだ。」

 

 

これ以上聞かれるとめんどくさそうな顔をするハゲです。

英語の能力に問題がありますんで、ストレートに言えば済むことを時間をかけて時にはボデイランゲージを使って説明するので大変なんです。

 

 

でも引きこもりの人たちを支援していると説明しました。

やはり理解してくれないんです。

 

 

「何で家から出られないんだ。何が家から出ることをさまだげているんだ。」

「病気なのか?」

「病気じゃないなら家から出られるだろう。」

 

 

「不安なんだ。外の世界が。」

「小さい時から、周りとうまく行かなかった彼らには、家の外の世界が怖いんだ。」

 

 

「確かに子どもにとっては家の外の世界は大きすぎて把握できないから怖いというのはわかる。」

「しかし、何で30年間も家にひきこもらなければならないんだ。」

 

 

「そしてその数が100万人だって!!」

 

 

父親と一緒に会話に耳を傾けていた子どもに父親がもう一度丁寧に説明をしている。

年の頃は10歳くらいかな。

 

 

「僕がその人のお友達になってあげるよ。手紙を書くよ。」

 

 

予期せぬ発言に父親と母親はその子を抱きしめてキスをした。

 

 

一杯のココナツジュースが青木さんの前に届けられた。

青木さんはジュースには手をつけずに、目の前に広がる海の遠くを眺めていた。

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そしてため息ひとつ。

 

 

 

英語に疲れたのではなく、青木さんの前に立ちはだかる大きな大きな壁のことを思ったに違いないとおいらは推測した。

 

 

ゴールが見えない僕たちの旅は続く。

 

 

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アメリカンボーイの声に耳を傾ける!! ヒロ

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      婚活に動き始めたって本当ですか?41歳の男

 

 

 

アメリカンボーイのその後。

 

 

デジタル耳栓の効果はありませんでした。

考えてみたら、アメリカンボーイは教室内のざわめきに耐えられないわけなんですよ。

 

 

騒音はカットしますが、クラスのざわめきにはあまり効果はなかったです。

 

 

だからと言ってこの製品がだめだというわけではないですよ。

彼には合わなかったというだけです。

 

 

またアメリカンボーイは教室を抜け出して、教室の外の階段に座っていたらしいです。

 

 

すぐに担当の先生から校長に連絡が入り、校長は青木さんに連絡し、スタッフが飛んで行ったそうです。

 

 

耳を塞いで座り込んでいるアメリカンボーイを保護し、校長から許可がでたデジタル耳栓をわたしました。

 

 

落ち着かせて、「大変なら一旦部屋に帰ろう。」と言いました。ところ「それじゃあ意味ないんだよな。」

 

 

「英語がわからないとアメリカどころじゃないからな。」とデジタル耳栓をしっかと握りしめて教室内に帰って行ったのでございます。

 

 

決して怠けているわけではございません。

やる気満々のアメリカンボーイでございます。

 

 

その後スタッフと校長先生が会議をいたしました。

校長先生から次のようなご提案をいただきました。

 

 

「どうしても騒がしくなる授業はパスしましょう、そして全体的に学校での滞在時間を減らしましょう。その分ホームティチャーに切り替えができないか検討します。」

 

 

な、な、なんですと!!

3,2,1ドッカーン!!

発射成功。

 

 

衝撃すぎて何と言っていいのかわからない。

なんなんだ。

この学校の神対応は。

 

 

ついにフィリピンナンバーワンを目指すつもりなのか。

 

 

しかし、おいらの時にそれをやってほしかった。

そうしたらおいらにはもっと余裕ができてソーシャルスキルをものにできたはずだ。

 

 

毎日他のどの生徒より早く登校したよ。

無遅刻無欠席。

人の四倍勉強した俺だ。

 

 

そして晴れて大学まで卒業できたんだ。

しかし、こんな理解を学校がしてくれていたら、青木さんのハゲの進行具合もこれほどまで進まなかったはずだ。

 

 

髪の毛を返せ!!

(心の叫び)

 

 

さて、アメリカンボーイの声に耳を傾けてみましょう。

 

 

「フィリピン人は優しいですよ。

でも集まると何であんなにうるさくなるんだろうか。

本当に授業をより良くするための討論だったら、僕は疲れないですよ。

関係ないことばかり話していてそれで会話が大きくなるんだから。それは騒音ですね。」

 

 

「アメリカの大学での授業でも討論はあるでしょ。

でも前向きな討論をうるさいとは感じないと思うんですよ。

そこが違うところかな。」

 

 

「早くアメリカに行きたい。」

 

 

すごい。

すごいと思いましたよ。

 

 

確かに超優秀な生徒達が集まる大学での授業は遊びがないと聞きました。

 

 

僕の在籍していた高校は遊びがいっぱいです。

確かに楽しかったおいらでしたね。

 

 

アメリカンボーイに必要なのはもっとすごい環境なんだなと思わされたおいらです。

 

 

さてと、ツルピカどん、いよいよアメリカに行きますか。

アメリカの発達障害支援の現状を見に行きますかね。

 

 

ぜひ、俺を通訳として行かせてくれ。

頼む、一生のお願いだ!!

 

 

 

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お空がこんなにも広かったなんて ヒロ

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30年近くひきこもっている人が先週からフイリピンに来ている。

先にこちらで支援を受けて回復した人と会った。

 

 

機関銃のように次から次へとその人を質問ぜめにしたんだ。

 

 

1、ここの食事、気候、安全はどうですか。

 

2、結婚をする予定ありますか。

 

3、仕事、収入、家はどうしますか。

 

などなど。

 

 

その人に彼女がいるということにとても興味津々な50代さん。

質問は続きます。

 

 

1、どこで知り合った。

 

2、どうやって彼女にしたのか。

 

男性が40代に対して彼女が20代前半と聞いて、大きなリアクションをした50代さん。

 

「写真、写真あったら見せてください。」と。

 

 

携帯の待ち受け画面が彼女とのツーショット。

食い入るように見つめる50代さん。

 

 

「違う写真あるでしょ。見せてください。」

次から次へと写真をめくる。

 

 

一通り見終わって、椅子に深々と持たれた50代さん。

「綺麗な人だ。」

「ほんと?本当に彼女ですか?」

 

 

「付き合って何年めですか?」

「3年になります。」

 

 

「日本語話せるの?」

日本語学校に通わせています。」

 

 

「いつ結婚するの?」

「来年を考えています。」

 

 

「日本に連れて帰るの?」

「いえ、僕はここで働いて生きていきます。」

 

 

 

「あの失礼ですけど、元引きこもってらした方ですか」

「はい、日本で20年ほどひきこもっていました。」

「ここに来るまでとここに来てからのことを話してください。」

 

 

喉が乾くのでなんどもなんども水を飲む50代さん。

さすがに疲れたのか、1時間ほどで質問は終了した。

「また、何か質問がありましたらいつでもこの番号にかけてください。」

 

 

腕組みをした50代さん。

横顔を見た。

 

 

悲しみ、苦しみ、孤独、後悔、希望。

いろんな感情が入り混じった表情。

 

 

「はあー。」と深くて長いため息をした。

そして、椅子に持たれて、真上を見つめた。

 

 

僕も50代さんにならってお空をみた。

 

 

お空がこんなにも広かったということを忘れていた僕だった。

 

 

 

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家庭内暴力の子どもと離れる時には注意が必要。ヒロ

 

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 現地語で会話するMr.Joeただいま就労練習中

 

 

 

疲れ切って寝込んでいたおいらです。

仕事のしすぎなんて言い方をしてみたいんですけどね。

そんなんじゃないです。

 

 

情報がたくさん入りすぎて、容量が小さいおいらの頭がオーバーヒートを起こしてしまったということです。

で寝込んでいました。

 

 

わらをも掴むような気持ちでこの文章が配信されるのを待っているという親御さんがみえるそうです。

昨日は休んでしまいごめんなさい。

 

 

さて、前回の続きのようなことを書きます。

まあ、「家庭内暴力が出たら、親と子が距離を置いてみましょう。」ということをおいらは言いたかったのです。

 

 

で、距離を置く理由もとても大切です。

本人が見捨てられたと思ったら、火に油を注ぐようなもんです。

特にこの点は注意をしてくださいよ。

 

 

おいらの場合は、「ゲームを一日中やっているヒロさんに、ゲームを通して不登校の子ども達と友達になってもらいたい。」という理由で自宅からアパートに引っ越ししたんです。

 

 

 

「おかあさんへの暴力がこれ以上ひどくならないように、自宅から外のアパートに引っ越ししましょう。」なんて言い方されたら、間違いなく自宅から出なかったろうな。

 

 

家庭内暴力がある子どもさんを外に出すための理由が必要なんです。

 

 

ここまでくるとなかなか考えることができるご家族はいないでしょうな。

とても難しいですよ。

 

 

で、俺はまあきをよくして、アパートに出たんだ。

そしてサポートセンターが言った通りにゲームを練習させてもらって、不登校の子どものところへ訪問した。

 

 

「本当に程度の悪かったアスペルガーのお前に何ができたんだ!!」

「嘘をつくんじゃねえ。」とお怒りの声が聞こえてきます。

 

 

しかし、みなさん、これができたんです。

不登校の子どもと一緒にゲームを楽しむ。」ということが16歳の俺にできたんですよ。

 

 

「他のことは何もできないのにか。」

「確か、お前はお使いもできなかったよな。」

「はい、そうです。」

 

 

「この嘘つき野郎が!!」

「本当なんです、信じてくださいよ。」

 

 

その当時ゲームは僕の全てでした。

僕は他の誰にも負けない自信がありました。

だから、自信をもって不登校の子どものところへ訪問させてもらったんです。

 

 

不登校の子どもを持つお母さんが「ゲームがとてもすごいお兄さんが遊びに来たいって言っているけれど」と不登校のお子さんに話すと、「来させるな。」とは言いませんでしたね。

 

 

ほんとこれ考えた、ハゲは天才ですよ!!

一挙両得ってこういうことなんでしょ。

確か、大統領もこの方法で不登校の子のご自宅を訪問したと思います。

 

 

ブログかいている人でやった人は大統領くらいですけれど。

今でもこの方法はおこなっていますよ。

 

 

ということで、家からでるちゃんとした理由を考えましょう。

「とにかく病院に入れることが先決だ!!」

というご両親のお気持ちは痛いほどわかります。

 

 

しかし、入院してもその数ヶ月後に自宅に帰って来られますよね。

「強い薬を処方されてしまい、廃人みたいになって帰って来た。」という話を何回か聞きました。

 

 

もちろん入院して確実によくなった例も俺は見ています。

 

 

でも入院で希望を持って進み始めるまでにはならないでしょ。

医療ができることと、支援団体が提供できることには違いがありますよ。

 

 

なんか偉そうなことをかいてしまいました。

1日寝ていたぐうたら野郎ですが。

ご勘弁を。

 

 

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家庭内暴力の俺が家から離れた ヒロ

 

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俺はひどい家庭内暴力をしていた。

その度ごとに父親はなんども丁寧に俺に話しかけてくれた。

 

 

「どうしたいんだ。」

「暴れても何も解決しないぞ。」

 

 

しかし俺の暴力は激しさを増すばかり。

なんとかしようとしていた父親だが、なにもできないまま時間だけが過ぎていった。

 

 

この状況がおおきく変わったのは、母親に対して命に関わるような暴力が出た時だった。

 

 

「このままでは、本当に家族の命が危険にさらされる。」

そう思った父親はインターネットや医療機関、保健所などに相談しに行った。

 

 

そこで教えてもらった支援団体に依頼をしたが結局は何も変わらなかった。

 

 

いつも24時間暴力がでているわけではない。

それは俺に限らず、全ての人に言えるだろうな。

良い状態の時もあるんだ。

 

 

「こんな状況の時もあるんだから。」と両親は思ったに違いない。

「もう少し様子を見よう。」って。

 

 

しかし、おいらの根本的な問題は何1つ解決されていないんだから、また暴れるしかない。

 

 

そして、俺の暴力が母親の命を奪う寸前までになった時に

父親は決断した。

俺と家族を切り離すことを。

 

 

そして、サポートセンターのハゲとおいらは会った。

合いたいわけなんかない。

父親に「何か買ってやるから、一度だけで良いので会ってみないか。」と諭された。

 

 

 

その時も暴力が出ていた時ではなく、比較的俺が落ち着いていた時に、会う場をセッテイングしてくれたんだ。

そして、2人のスタッフと会った。

 

 

俺の話を聞きたいと言ってくれたけれど、「どうせまた俺をバカにするんだろ」と思った。

 

 

けれど、テンションあげて、「聞きたいか俺の武勇伝!!ヒロちゃん言ったて」ということで、話した。

話し終えてスタッフをみたら泣いていた。

 

 

おっさんが鼻水垂らして泣いていた。

気持ち悪かった。

でもマジで泣いていたから、俺は驚いた。

 

 

そしたら、鼻水タレ男が、自分の話をしだした。

 

 

その時に、俺以上にかわいそうな人がこの世の中にいたことを、俺は初めて知った。

 

 

 

その人が続けて言った。

「このまま家族と一緒にいても、また暴力がでるだけだよ。」

「このまま暴力がでると、ヒロさんの将来がだめになってしまうから、家から離れてみないか」

 

 

そんなこと言ってまた寺に俺を押し込める気か。

それとも人里離れた山奥に俺を連れていくんだろう。

 

 

俺は激しく抵抗した。

 

 

ワンルームマンションに高速インターネット仕放題。

支援センターには数々のゲーム機があるし毎月新作ゲームソフト入荷します。

 

 

「ゲーム好きなヒロさんには何を買えば良いか色々と教えて欲しい。」と、鼻水タレ男は言ったんだ。

 

 

1週間後俺はサポートセンターのワンルームマンションにいた。

 

 

ゲーム仕放題。

エロ画像見放題。

こうるさい親もいない。

 

 

そこは俺にとって天国だった。

 

 

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