発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

ひきこもっていた青少年達とゲームをすることが僕の仕事。ヒロ

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ブックオフめぐりで買い集めました。仕事ですよ!!

 

 

日本に観光旅行に来ているわけではありません。

仕事をしに来ました。

僕の経験をお役に立てるために来たのです。

 

 

といいましても、新米の身分。

スタッフの言われるままに行動しております。

 

 

帰国翌日は、気候の違いに体調が悪くなり、ぶっ倒れてしまいましたが、今は元気全開であります。

 

 

さておいらの担当はゲームです。

一番得意なのはゲームです。

ゲーム依存症とまで言われていました。

 

 

ゲーム偏差値と言うカテゴリーがあるとしたら、かなり高いと思います。

全国で10本の指に入るかもしれないと自信を持っております。

 

 

ひきこもっていた人たちは、ほぼ全員ゲームをしています。

そう断言してもいいくらいです。

あの東大さんでさえ、ゲームをしておりました。

 

 

しかし、それはとてもしょぼいゲームでがっかりしました。

 

 

あっ、そういえばハゲはゲームをしたことがないそうです。

昔、昔のそのまた昔。

 

 

インベーダーゲームで名古屋撃ちという秘技が登場した時、ハゲが通っていた進学校でもそれが流行ったそうです。

 

 

しかし、ハゲは一年遅れて高校に入学しているわけですから、何がなんでも学年トップを維持しないといけないということで、大変なプレッシャーの元、日夜勉学に励んでいて、ゲームどころではなかったということです。

 

 

東大さんはゲームをしながら、余裕で東大に進んだ。

ハゲは一心不乱に勉学に励んだが、東大さんの足元にも及ばなかった。

人生いろいろでございます。

 

 

さて、フィリピンでもゲームをやりますぜ。

 

 

「うちの息子は、朝から晩まで一日中ゲームの画面ばかり見ているんです。」

「それで、朝起きられなくて、学校にも行けなくなっています。」

「どうしたらいいでしょうか?」

 

 

前もお話ししましたように、ゲームも楽しいでしょうが、それだけでゲーム依存になっているのではないですよ。

 

 

何かから、目を背けたくて、ゲームをしている。

おいらも、サポートセンターもそう思っているわけでして。

 

 

はい、サポートセンターでフィリピンに来られました多くの人たちはそうだったそうです。( BY サポートセンタースタッフ調べ)

 

 

心配なぁーい。

問題なぁーい。

わたしゃあ、お金がなあーい。

 

 

すみません、ふざけすぎて。

不登校だった中学時代、ゲームを止められていた。

ゲームで母親と殴り合いの喧嘩になった。

 

 

それがいまじゃあ、仕事でゲームをするってわけですからね。

おかしな話ですよ。

ももう昔みたいにゲームをしたいなんて思わないですね。

 

 

やっぱりリアルが一番楽しいです。

きれいな彼女と一緒にいれば、それだけで、もう幸せなのですから。

 

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                生まれて来てよかった。神様ありがとう!!

 

 

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全国からHELPの声、声、声。ヒロ

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事務所に寝泊まりしている程度の悪いアスペな俺です。

仕事をしなければなりません。

指示待ちではいけないのです。

 

 

自ら、仕事を探すのです。

で、おいらはまず手始めに、今年になってサポートセンター名古屋がお受けした相談のカルテを、スタッフの許可をいただいて閲覧いたしました。

 

 

すごい数のカルテを見ながら、思ったこと。

「大変な状況が日本全国に横たわっているんだ。」ということです。

 

 

途中で読み進めることができなくなりました。

どっと疲れてしまったのです。

支援者への道のりは遥か遠くです。

 

 

支援が、わりと難しくないと感じた場合は、「お近くの保健所や精神保健福祉センターに問い合わせてみてください。」とご案内しています。

 

 

支援可能と感じた場合はさらに詳細なカルテを送付して記入してもらっています。

 

 

そうして当事者の多くの情報を得て、さらに支援可能かどうかを探っていきます。

 

 

電話やメールをお受けすることから支援は始まっているのです。

私たちの支援の対象でない人たちからの電話にも丁寧にお答えするようにとハゲから指示が出されています。

 

 

一緒に考えていくという姿勢はおいらはすごいと思いますよ。

年齢が義務教育終了前の人たちには  ~金のたまご 発達相談~

などにお尋ねしてみてくださいと言っています。

 

 

うちみたいな小さな団体は全年齢の支援などできっこないわけです。

 

 

得意は「大人のひきこもり。」

特に30代以降で発達障害の二次障害で引きこもっている人たちへの支援は長年の経験の蓄積があります。

 

 

その人の「オーダーメイドの支援を個別で365日24時間やり抜いていく。」

すごいことです。

 

 

支援者側に回ってみて、改めて、この団体のポリシーの凄さを感じるおいらです。

 

 

まあやっぱり数年支援の現場を経験させていただいて、その後は一般就労を目指すことが、自分には一番良いことだと改めて思います。

 

 

無理ですよ。

こんな支援。

おいらには絶対にできっこない。

 

 

そんな支援を毎日こつこつと進めていくわけですから、こんなどうしようもない人間が見事復活するわけですか。

 

 

 

まあ、本日はたまにはいいだろうということで、サポートセンター名古屋を褒め讃えてみました。

 

 

決して、あとからなんか見返りが来るかもしれないとの思いで書いたわけではありませんので、ここは素直に、おいらの感想をお受け止めくださいますよう、よろしくお願い致します。

 

 

ではまた明日。

 

 

19日の水曜日中学校で講演会があります。

ちよっと緊張しています。

600人の前で話すわけです。

 

 

中学の生徒は事前にホームルームなどで、おいらの話を聞くための準備をしているそうです。

 

 

そんなことを聞いて、ちびりそうになっている程度の悪いアスペな俺です。

 

 

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ハゲよ、あんたは最高に輝いているぜ。ヒロ

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「ご飯一緒に食べようか」昔お世話になった人からの電話。

 

 

先週の金曜日に日本に帰国しました。

そして土曜日から面談が始まりました。

土曜日は午前中1件、午後1件、夜2件。

 

 

終わったのが夜11時過ぎでした。

どの人達も大変な状況でした。

お母さんもお父さんも泣いていました。

 

 

「いろいろな支援団体に行ったけれど、結局だめだった。」

「息子に希望を見せて欲しい。」

 

 

「泣く必要なんかないのに。」と思います。

「そう、もう泣く必要なんかないですよ。」

と心の中でご両親に語りかけたい俺。

 

 

青木さんの隣に座って、ひたすらご両親と青木さんとの会話を聞くのが俺の仕事。

話したくて仕方がない。

でも我慢。

 

 

うー。

我慢できなくなっている俺です。

 

 

「『発達障害な僕たちから』に出会って、そこで回復している人たちの記事を読んでも、最初は信じられなかった。」

「でも、みんないい笑顔をしている。」

 

 

「ヒロさん、あなたの書く記事で希望を持ったんです。」

そう言われても、「そうなんだ」としか思えないおいらです。

結局皆さん、おいらのブログを読んでサポートセンター名古屋に希望を託した人たちなんです。

 

 

そんなにあのブログはすごいのか。

うーん。

だって、あそこに書かれていることはほんの一部なわけだし。

 

 

先週なんかすごいんだよ。

笑うことを忘れた男の人がフイリピンに来たんですよ。

学校でも一言も話さなかった人らしいです。

 

 

その人がおいら達と1週間過ごしたその記録の一部をお父さんとお母さんに送りました。

 

 

そしたら、「息子の笑っている顔を見たのは小学生以来です。家族みんなで嬉しくて泣いてしまいました。」とメールで返信が来たんですよ。

 

 

その男の人が言いましたよ。

「笑う時がなかった。」

だって。

 

 

何も僕たち特別なことはしていませんよ。

ただ、一週間めちゃくちゃ楽しいことをその人と一緒にやっただけ。

これは回復支援の前菜なんです。

 

 

これからがメインコースの始まりです。

 

 

 

と、まあなんというか、そのですね。

何を言いたいのかわからなくなりましたが。

はい、日曜日午前中も1件立合わさせていただきました。

 

 

午後からダウンしました。

で、おやすみをもらいました。

 

 

しかし、ハゲのエネルギーは無尽蔵。

この2週間、朝から晩まで日曜日を除いて一緒にいました。

休んでいないんですよ。

 

 

今に始まったことじゃないけど。

何でそんなに働くことができるのか。

 

 

そして、面談に際して的確なアドバイスをすることに本当に感心してしまうおいらです。

 

 

半端ねえ。

すげえやつだぜあんたは。

俺をここまで変えたんだからな。

 

 

すげえよ。

だれもあんたを褒めないけど、忘れないでくれ。

俺は、あんたをリスペクトしているぜ。

 

 

最高だぜ、あんた!!

 

 

また明日。

 

 

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日本では生きていくことができない、程度の悪いアスペな俺です。ヒロ

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  忙しくなって来ました。おいらの出番です。

 

 

日本に帰ってきました。

講演会をするためです。

 

 

飛行機が2時間遅れで、はらぺこでした。

それで青木さんにお願いして回転寿司を食べることにしました。

 

 

カウンターに腰を下ろしたら、「お金をおろしてくる。」と青木さんは店から出て行きました。

 

 

そうしたら、「まもなくラストオーダーです。」と店員さんが大きな声で叫びました。

 

 

大変だ。すぐに注文しないと食いっぱぐれてしまう。

俺は速攻で、注文用紙を埋めて行きました。

 

 

来た皿から急いで食べて行きました。

10分ほどして青木さんが帰ってきました。

「遅かったですね。青木さん大変です。ラストオーダーになってしまいました。」

 

 

そういうと同時に青木さんは俺が食べた皿を見てこう言った。

「えっ、これみんなヒロさんが食べたの?」

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「僕の注文はしてくれたの?」

「すみません、自分のことで精一杯でした。」

 

 

僕たちの会話を聞いていた大将が「お客さんまだ5皿くらいシャリがあるから大丈夫ですよ。」と言ってくれた。

青木さんは3皿頼みました。

 

 

でき上がった皿を俺は受け取り、自分の口に入れようとした瞬間「ちよっと!!それ僕が頼んだお皿だよ。」と大きな声で青木さんが怒鳴りました。(怒鳴ったりはしていないと思います。BY スタッフ)

 

 

「あの、まだ注文していいですか?大将もああ言ってくださっていることですし。」

 

 

「それ以上食べたらダメだよ。」鬼の青木がそう叫んだ。(決して叫んではいません。書き方に注意してください。BY スタッフ)

 

 

結局優しい青木さんは一貫しか食べなかった。(一貫しか食べられなかった。BYスタッフ)

 

 

はい、お勘定。

 

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「食べたな!!明日への活力。がはぁはぁはぁはー」

「青木さん、心配しないでください。あとからコンビニに付き合いますから。」

 

 

そして僕たちは、電車に乗って名古屋駅に向かった。

電車に乗った早々やってしまいました。

 

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   寝かせて置きなさい、ヒロさん。

 

 

「ヒロさん、同じ失敗はしないでね。」

「 トホホホホー」

 

 

「なんでだろ。ヒロさんは最近は、フィリピンでは何も注意されないよね。ところが日本に帰ってくるなりこんなふうになるよね。」

 

 

「日本はみんながちゃんとしているから、ヒロさんのおかしさが際立つんだろうな。」

 

 

日本には住むことも働くこともできない、程度の悪いアスペな俺です。

 

 

俺みたいには決してならないでくださいよ。

 

 

また明日。

 

 

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兄弟の支援をお願いします。手遅れになる前に ヒロ

 

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兄弟の大変さをもっとクローズアップしていかないと。

 

 

 

俺は程度の悪いアスペルガーな男。

28歳だ。

 

 

俺の小さい時も同じく程度の悪いアスペルガーな子どもだった。

 

 

一番有名なエピソードは5歳ごろだったかな。

滑り台ですべる順番を待っていたんだけれど、前の奴がちんたらしていたんで、我慢できなくて、そいつの背中を力任せに押してしまった。

 

 

その子は顔面から地面に落ちたので、顔面血だらけになったらしい。

 

 

俺はそんなことはおかまいなしに、滑り台にライバルがいなくなったことに大喜びで、何度も何度も滑り台を滑っていたらしい。

 

 

俺は長男で、下に兄弟がいる。

よく怒られたのは、一緒に食事をしている時に、兄弟の分のおかずも奪って食べてしまうことだった。

 

 

だから俺だけ、別の部屋に監禁されて、そこで鍵をかけられて食事を食べさせられた。

 

 

テレビは俺がいつもリモコンを握っていた。

リモコンを手放した時、それは人生の敗北者にでもなるような感じだった。

 

 

小学生の時から母親に無理矢理勉強をさせられた。

手に鉛筆を輪ゴムでとめられた。

それが痛くてたまらなかったので、大声で叫んだりしていた。

 

中学になると、もう腕力では母親を超えていたから、大立ち回りを演じていた。

 

 

部屋の壁をボコボコにして、花瓶やテレビをぶち投げた。

窓からもいろんなものを投げたので、近所の人たちからいつも苦情が来ていた。

 

 

マンション内で近所の人たちから、兄弟に嫌がらせもあったらしい。

 

 

それでも俺は他の兄弟のことなんか何も考えずにただ、暴れていた。

 

 

俺の家に平和が訪れたのは、俺が16歳でサポートセンター名古屋にお世話になるために家を出た後だった。

 

 

長い戦時下で兄弟たちの疲労は頂点に達し、学校に行かなくなった。

 

 

いや、学校に行けなくなったと言う表現が正しいと思う。

そして、他人を怖がり、ちよっとした物音にも過敏になってしまったらしい。

 

 

俺は、兄弟たちの人生をも奪ってしまったんだ。

兄弟たちも俺と会うことを一切拒否している。

家族の中で、俺はもう死んだ扱いになっている。

 

 

だれももう俺の話題を出さない。

出さないためにも、俺の物を処分した。

 

 

小さい時の写真やおもちゃ、服一切が、大きなみかん箱に入れられて、サポートセンターに届けられた。

 

 

 

俺がしたこと。

取り返しのつかないこと。

悔いても何も変わらない。

 

 

もちろん、懺悔の日々を送るつもりだ。

この先ずっーとね。

 

 

みなさんに過ちを繰り返して欲しくないので僕は全国のお母様にお願いしたい。

 

 

僕みたいな大変なアスペルガーな子どもを持つお母様方へ。

 

 

いつも、大変なご苦労をされておられるでしょう。

子どもさんに成り代わって、「ありがとうございます。」と言わせてください。

 

 

そして、どうかそのような子どもをどこかお世話してくれるところにお預けになって、他のお子さんたちのケアーに努めてください。

他の兄弟たちは日夜大変なストレスにさられさています。

 

 

でもみんないい子なんです。

我慢しているんです。

その我慢はいつか、大きな爆破を生みます。

 

 

お願いします。

1日も早く、他の兄弟たちのケアーに取り組んでください。

僕の兄弟のように手遅れになる前に。

 

 

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「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」 まる

 

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  Mr.Joe。  お時間が来ました。 「発進 !!」

 

 

大学にいくことよりも大切なこと。

それは基本的な生活習慣を身につけさせること。

 

 

 

「自分の子どもがまさかこんなこともできなかったなんて。」

私たちの指摘で初めて、お子さんの現状を知るご両親は多いです。

 

 

「いや、これは意図的に作られた映像としか思えない。」

私たちが支援している状況の映像をご両親にお見せしても長い期間、その現状を受け入れることができないケースもあります。

 

 

でも、できないならば、できるようにするだけです。

その人ができるように支援者がその人にあったやり方で支援をすることがとても大切です。

 

 

ひとり、ひとり置かれている状況が違いますから。

心の状態も様々なんです。

 

 

どんどん支援を受けたいと本人がそのように思ってくれたならば、とてもやりやすいでしょう。

 

 

しかし、そんな人は今までの支援の中でお会いしたことがありません。

 

 

青木でも、支援に結びついてから、やる気を出すまで数年かかったと言います。

 

 

24時間徹底的に寄り添うにもかかわらず、当事者との信頼関係を構築するにはそのくらいの時間が必要なのです。

 

 

社会に戻るための回復には、時間が必要です。

3年、5年、長い人になりますと10年という支援期間が必要です。

そうして初めて、社会に受け入れてもらえる人となるのです。

 

 

もう1つの重要なこと。

それは教え方です。

 

 

口で言葉を使って伝えても、理解することが苦手な人が多いのです。

想像するという力が他の人たちと比べて弱いのです。

 

 

ですから、支援している人にこうして欲しいということがあるならば、実際に眼の前でやってみせる必要があります。

 

 

体を洗うということ。

私たちが支援している人たちの多くは、入浴することをあまりしない人が多いです。

 

 

逆に1日何度も入浴し、入浴時間が数時間にも及ぶというほど、きれいにしていないと気がすまない人もいますが。

 

 

たとえ入浴したとしても、湯船につかるだけ、シャワーを浴びるだけです。

 

 

体を丁寧に洗うことを教える必要があります。

スタッフ数名と支援している人が公衆浴場に行きます。

 

 

真ん中に支援している人を座らせて、左右に支援者が座ります。

 

「体の洗い方を伝えます。まず、特に重点的に洗って欲しい箇所は・・・・・・」

 

 

こんなことをレクチャーするわけですから、開店と同時に銭湯に突入しなければなりません。

 

 

山本五十六の言葉に支援の基本のような言葉があります。

支援の現場にいてつくづくこの言葉はいいなと思うのです。

 

 

「やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ」

 

 

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

 

 

「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

               (山本五十六の言葉より)

 

 

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大学に行くことよりもっと大切なことがある。 まる

 

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 気を抜くと忘れてしまいます。口にチョコレートついているよ。

 

 

 

せっかく入学した大学に通えなくなる人たち。

すべての人に共通していることは「自信がない。」ことです。

自信がないから不安になるのです。

 

 

青木は、大学の構内を歩いた時に、自分の服装がおかしいのではないかと、突然強い不安に襲われて、そのままアパートに帰ったことがあるそうです。

 

 

服屋に行き店員に選んでもらったことは良いのですが、行った先がイトーヨーカ堂

 

 

服を選んでくれたのが、自分の母親と同じ年齢くらいのおばさん店員だったとか。

購入した服は結局一度も着ることはしなかったそうです。

 

 

髪の毛が薄いので、みんなから変な風に見られるのではないか。

体臭が臭うのではないか。

 

 

特にバス停でバスを待っている時などに、若い女生徒達の集団と一緒になると、怖わくてその場を離れてしまったそうです。

 

 

学生食堂で一人で食べていると、周りから「あの人は友達がいない、かわいそうな人。」と思われていないか。

そんなことを考え始めて、結局大学に行けなくなってしまったそうです。

 

 

みんなが行けるのに、自分だけが行けない。

自分は頭がおかしいに違いない。

精神科に行って診てもらいたい。

 

 

診てもらって、ほとんうに精神病だと診断されたら・・・・・・。

もう死ぬしかないな。

 

 

どんどん自分の状況を悪くしてしまった青木です。

そんな経験があるからこそ、今適切な支援ができるのでしょうね。

 

 

木が大学に通ったのは短期間だったそうです。

そして、ひきこもってしまいました。

 

 

 

 自信がなければ自信をつければいいだけです。

別に難しいことではないです。

 

 

実は、自信をつけて大学に通うことができる以外に、もっと大切なことがあるのです。

それはひきこもっている多くの人たちが、できないことでもあります。

 

 

それは生活習慣を身につけさせることです。

朝起きたら、顔を洗う。

家族と顔を合わせたら、「おはよう。」のあいさつをする。

 

 

入浴は毎日して、体を丁寧に洗う。

服は毎日着替える。

 

 

私たちが支援している人たちの多くは、そんなありふれたことができない人たちです。

 

 

残念ながら、大学ではそのような指導をしていません。

大学を優秀な成績で卒業した人でも、基本的な生活習慣が身についていない人がいるのです。

 

 

このブログを読んでくださる皆様のお子さんはどうですか?

今一度子どもたちをゆっくりと見つめ直してみてください。

 

 

もちろん生活習慣も身につけさせれば良いだけです。

ただし、大人に、歯を磨く練習をさせることは、彼らのプライドをひどく傷つけてしまうことになります。

 

 

多くの人は、支援を拒否してしまうのです。

生活習慣を身につけさせることは案外難しいことなのです。

 

 

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