発達障害が大変な訳ではありません。
発達障害と診断されていても、社会で周りの人たちとうまくやっている人たちは大勢います。
問題なのは失敗体験を重ねることで、二次障害になってしまい、引きこもったり、家庭内暴力が出たりすることです。
私たちはそんな人たちの社会復帰のお手伝いをしています。
私たちが主にしていることは二つです。
- 社会スキルの獲得
- 心のリハビリ
発達障害と診断されており、その後、二次障害になった人たちもその状況は様々です。
極端な例ですが、半年程度の支援で学校復帰を果たし、その後順調に過ごしている人もいます。
かと思えば、ヒロさんのように13年間一緒に生活をして、24時間毎日支援が続いている人もいます。
人によって状況は様々ですが、多くの人に共通なこともあります。
共通なことを皆様と共有したいと思います。
車のドアの開け閉め。
これがうまくできない人が多いです。
必ずと言っていいほど皆さんできません。
ドアを閉めるときに、力任せにドアを閉めてしまうのです。
その状況を見ていると「何か怒っているのかしら。」と多くの人が思ってしまうでしょう。
実は、青木もうまくできません。
本人は30年近く運転免許を保持していますし、最近でこそ海外での支援が全てですが、10年前までは年間12万キロ近く車を利用していました。
全て、訪問で車を使っていたのです。
車の運転に関して、とても慣れている青木ですが、車のドアの開け閉めは未だに苦手らしいです。
ドアを閉めるときに、どの程度の力を使えばいいのか、感覚が掴めないらしいのです。
その言葉を聞いて、意味が理解できない私です。
さすがに青木は、支援をしている人たちの見本とならなければなりません。
ですからドアを閉めるときには、信じられないくらい時間をかけて丁寧にドアを閉めます。
周りで見ていると、とても不思議な動作です。
そんな人たちにどうしたら力の加減を教えるのか。
明日に続きます。
下記バーナーのクリックを2つ押してください。
ご協力をお願いします
日本ブログ村に参加しています。
1位でいると新しい人たちが訪問してくれます。
クリックをお願いします