発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害・生きづらさ2

ひきこもりから徐々にたちなおつていったころ
アメリカに行った
僕はアメリカに行ったら、試してみたいことがあった。
日本では満員電車に乗ることができなかったが、
アメリカではどうなんだろう?

サンフランシスコの地下鉄に乗ってみた。
地元の知人には、地下鉄は危険だからやめなさい
と言われた。しかし、それよりも、
電車に乗ることができるのか、できないのか
確かめてみたかった。

結果は、大男たちの間に埋もれながらも
電車に乗ることができた

この電車内で、僕のことを知っている人は誰もいない。
「お前何やっているんだ。そんなことでいいのか?」と
僕を責める人は誰もいない。
そのことが、心の中をしめていた。


日本に帰ってもう一度満員電車にチャレンジした。
やっぱり乗ることはできなかった。
心臓をわしづかみされるような気がして、
体が震えて、「わぁー」っと大きな声を
出してしまいそうになる。

こういう症状を訴えるひきこもりの人たちは
多い。
「僕もそういう傾向が強かったよ。
今でも完全になくなっていないな。」
そのことを彼らに言うと、
みんなほっとした表情を見せる。