ひきこもっている人たちに共通していることがいくつかあります。
1番多いのは〈自信がない。〉ということです。
もし自信満々にひきこもっている人がいるならば、それはそれで問題はないのではと思います。
今問題になっているのは、ひきこもりたくないのにひきこもざるをえない人たちです。
なぜひきこもるのか?
他人の存在が怖いので、社会と距離を置くためにひきこもるのです。
人と関わることが苦手。
学校の勉強が全くわからなかった。
集団行動についていけなかった。
アレルギーで顔が変色してしまう。
これは私がひきこもった理由です。
周りのみんなは普通にできることが、僕にはできなかった。
その不安はやがて恐怖を感じるまでになったのです。
そんな中で、私はアメリカに連れて行ってもらいました。
アメリカで、私はとても気が楽になった気がしました。
私が渡米した時、サンフランシスコの地下鉄が延伸したということで、話題になっていました。
ひきこもりから一歩外に出られるまでになった私ですが、日本で、電車やバスなどの公共交通機関に乗ることができませんでした。
他人と近づくのが怖かったのです。
でも、確かめてみたいことがありました。
サンフランシスコで地下鉄に乗ってみたかったのです。
日本だから他人の目が気になる。
アメリカならば大丈夫ではないのかと?
そんな思いがあったのです。
それで、(アメリカで自由に動くことができれば、社会に回復するのにそんなに時間はかからないだろう。)と思っていました。
そんな期待をして地下鉄に乗りました。
サンフランシスコでお世話になった人たちは、治安が悪いからという理由で、地下鉄乗車には反対でした。
それを押し切って私は乗ったのです。
地下鉄は黒人の人たちだけしか乗っていなかったです。
みんなとても大きくて、そのことでとても怖く感じましたが、他人が自分をどうみているのかということを考えませんでした。
当たり前のことです。
誰も私が小学校で2回もいじめられて入院したことや、高校も大学も中退。
数多く受けた会社も2社しか受からず、いずれも1ヶ月で怖くなり行けなくなった。
そんなことを知る人は誰もいないのです。
私は、地下鉄に乗れたことがとても嬉しかったです。
もしかしたら、日本でも乗れるかもれないと思った私は、山手線にトライしました。
しかし、学生の姿をみたら、強い不安が襲ってきて、「あいつ、変な顔をしているね。なんか臭くない?」そんな会話が聞こえてきたのです 。(もちろん幻聴です。)
「ああああああ!!」という叫び声を出したくなるのを我慢して、次の駅で飛び降りた私は、全力で駅から外に出たのです。
明日に続きます。
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