彼女にふられてしまいました。
原因は、私の「頭の固さ」にあります。日々の練習が思うように進まず、なかなか上達しない自分に苛立ち、頭に血が上ると物を壊し、壁に頭を打ちつけてしまうのです。
そんな私を見ても、彼女はただ慰めるのではありませんでした。「できない事実は受け止めるしかないでしょ。物を壊しても自分を傷つけても何も変わらない。年齢を考えれば焦る気持ちはわかるけど、今はできない自分を受け入れなさい。そして一日一日を感謝して生きることが大切だよ」。そう言って、叱咤激励してくれました。
今思えば、彼女は私には勿体無いほど素敵な女性でした。それに比べて私は、30年間も社会からひきこもっていた無能な人間で、生きる価値さえないと思い詰めていました。そんな卑屈な思いが、ある日、彼女の優しささえも拒絶させてしまったのです。
「あなたには、何もわからないよ!」
そう彼女を怒鳴りつけ、投げた物が彼女の足に当たってしまいました。「痛い」と、その場にうずくまる彼女。私は何もできず、彼女はそのまま部屋を出て行ってしまいました。それ以来、彼女とは会っていません。
相談した青木さんには「どうしたいの」と聞かれ、「戻ってきてほしい」と答えましたが、肝心の「どうすればいいのか」は、誰も教えてはくれません。
あんなに優しい女性とは、もう二度と巡り会えないでしょう。今はただ、どうしようもなく寂しく、このまま一人でいることには耐えられません。後悔ばかりが募ります。
これが、愚かな私なのです。
10月度 東京無料相談会のお知らせ
お子さんの状況を詳細にお伺いし、具体的な支援計画のヒントをお伝えします。
対象 | 中学卒業以降のお子さんを持つ親御様 |
日時 | 10月18日(土) 午前11時〜午後7時 |
場所 | 品川駅近辺 (お申し込みされた方にお伝えします) |
費用 | 無料 ※ 会場費として2,600円必要です |
担当 | 青木 美久、吉村 敦子 |
📞 052-564-9844 ✉️ smilehousejapan@gmail.com
一般社団法人 青年生活教育支援センター