どうしてなんだ、どうして?
俺は野心があるわけじゃない。
結婚して、子どもと一緒に遊園地で鬼ごっこする事ぐらいが俺の夢なんだ。
あと、許されれば、自分の部屋はドラゴンボールのグッズで埋め尽くしたい。
それくらいなんだ。
俺をからかって、それを笑うだと。
なんでそんな事するかな。
でも中学のときもいじめた奴らが同じ事を言っていたんだ。
青木さんに、どうしてなんだと聞いたんだ。
青木さんは、言った。
俺を見て、おかしいと思うでしょ。
どこがおかしいと思う?どこが変わっていると思う?
「全部」って言いかけて、それはやめた。
言っていいんですか、青木さんのおかしいところ。
言ってごらんよ。
独り言言いますよね。
ぶつぶつと、あれやめた方がいいですよ。
気味が悪いです。
町中でも、周りにいる人、皆変な目で見てますよ。
それと、歩き方おかしいですよ。
スタッフもみんな笑っていますよ、変だって。
それと階段あがる時変ですよね。
障がい者の人みたいな昇り方ですね
それと・・・・
「もういいよ」って青木さんが言ったときの横顔に、俺に対する殺意を見て取れた。
で、僕は小学校からいじめられた。
小学校三年の時には殺されるかと思うぐらいいじめられた。
子どもも大人も自分と違う者を排除したいんだ。
僕は皆から見て変な所がいっぱいだったから、いじめられた。
それが嫌なら変わるしかない。
僕は一生懸命努力して、少しでもおかしな所を減らそうと努めた。
どんなに頑張っても変えられないものもあったけれど。
今の状況を変える為に、毎日練習しているんだよね。
皆とそこそこうまくやって行きたかったら、練習をやめないこと。
彼女の提案にのっかるのもいいんじゃないのかな。
彼女は本当に俺の事を思っていてくれる。
俺みたいなくそ野郎にでもちゃんと対応してくれる。
彼女の提案通り、もう一度頑張って大学に行くしかないのか。
彼女に電話した。
聞きたいんだけれど、中学んときみたいに、めちゃくちゃされたらどうすればいいんだ。
その時は、逃げなさい。
その後、私が駆けつけて、木っ端みじんにしてやるから。
(実際はミンチにしてやるでした)
どうすればいいんだ。
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