発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

君は見たことがあるのか「スペースポリスワンダーマン」を!!東大

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    地元の小学校に入学。6年生の前で自己紹介する僕。2013年

 

 

 

信じられないことだが、僕はフィリピンの小学校に入学した。

編入したのは6年生のクラスだ。

 

 

青木が「東大さん、小学校にまずは入学してもらうからね。」と唐突に言った。

「・・・・・・」

僕の怒りは無言に変わった。

 

 

「この人は僕をバカにしているに違いない。」と思い込んだ。

 

 

「好きなようにすればいいさ。」半分やけくそ気味の僕は、心の中でそう叫んだ。

恥ずかしい話ですが、僕も場面緘黙かもしれなかったですね。

 

 

「今日からみなさんに新しいお友達を紹介します。彼は◯◯さんと言います。遠く日本からこの小学校に来てくれました。みなさん、どうぞ仲良くしてください。」

 

 

先生が、そう紹介してくれた。

先生の目が「次はお前の自己紹介だ。」と言っている。

 

 

僕は小学生でも理解できる言葉を選んで、自己紹介しました。

「みなさんは『ナルト、ドラゴンボール、セイラームーン』を知っていますか。あのアニメは日本人が作ったんですよ。」

 

 

トヨタソニーも日本の会社です。」

 

 

「はい」と大きな声をあげて手をあげた子がいた。

「はい。◯さんどうぞ」と先生。

 

 

「日本から来た◯◯さんに聞きます。あなたは何のアニメが好きですか。できたら、その真似をしてください。」と突拍子も無い質問だった。

 

 

実は僕はアニメを見たことがない。

母親がテレビを見ることを許してくれなかったから。

事前にヒロさんに小学校での自己紹介のことを相談して、教えてもらった通りに話しただけだった。

 

 

仕方がないので、どうせ細かくはわからないだろうと適当に、足を前に降り出して、「イエイ」と小さく叫んだ。

 

 

そうしたら、今度は素早く20人くらいのお友達が手を挙げた。

 

 

「何のアニメのどういう場面ですか?」と恐ろしい質問をしてきた。

 

 

これもわからないと思って話を作った。

「宇宙ポリスワンダーマンとモンスターの戦闘シーンです。」と咄嗟に機転を聞かして答えた。

 

 

そうしたら、クラスは騒然とした。

 

 

「見たことあるかワンダーマン?」

「日本とフィリピンでは作品名が違うことがあるんだ。」

ワンダーウーマンと勘違いしていないか?」

 

 

「はい、はい。もう自己紹介はおしまいにします。」

「授業をおこないます。◯◯さんはあの席に座って!!」

 

 

「今から、グループに別れて発表会を行ってもらいます。時間は10分。調べたことをもっともうまく発表できたグループはどのグループかな。開始。」

 

 

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  6年生の授業が始まった。みんな僕に違和感を持っていなかった。信じられない。

 

 

 

明日に続きます。

 

 

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