発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害な僕たちが日本で生きづらい理由 Mr.Joe

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   笑っていられるのも本日限り。Are you ready go Mr.東大。

 

 

 

私が支援している人がフィリピンの専門学校に行っています。

その彼がショックを受けたのです。

何がショックだったのか。 

 

 

彼はクラスで見たのです。

レズビアンカップルとゲイのカップルを。

 

 

彼は30歳。

大学院を終了しましたが就職で不安になり、ひきこもって5年になります。

 

 

その彼が言うのです。

日本でレズビアンなんか見たことない。

ゲイだって身近にはいなかった。

 

 

それなのにこの国では普通にいる。

「気持ちが悪くてしょうがないから学校を変わりたい。」とまで言いだしました。

 

 

そんなことを支援している生徒が言ったのは初めてらしいです。

 

 

「Mr.Joeもぼくの学校に来てその人たちを見てください。」と言われましたので、見に行きました。

私の感想。

 

 

「別に。」です。

何も感じません。

 

 

そのことがイライラしていた彼をより不安にさせたみたいです。

「Mr.Joeはもしかしてゲイですか?」

「ゲイがスタッフをしていたらダメでしょ。」

 

 

不安と怒りの矛先が彼の思いを共有しない私に向けられて来ました。

「ああいう奴らはこの世からいなくなればいい。」

彼のその言葉を聞いた時、私は泣いてしまいました。

 

 

「なんでMr.Joeが泣くんですか?あなたも性の倒錯者ですか?」

彼の強い憎しみの言葉が私の心を痛めます。

私はその場を離れて、心を落ち着けました。

 

 

彼らが否定された時、私もまた否定されると感じるのです。

 

 

私は他の人たちのようにテキパキと仕事ができません。

中学で周りの人たちがとても怖くなって、家から出られなくなりました。

 

 

家から出たら、誰かから石を投げられる。

もしかしたら突然警察が家にやって来て、どこかへ連れて行かれる。

そして処分される。

そんな夢を何度も見ました。

 

 

怖いのです。

「こんな私」の存在を無条件で受け入れて欲しかったのです。

しかし、日本にはそんな人も場所も見つかりませんでした。

 

 

フィリピンに行ったら、青木さんが私に言いました。

「とにかく遊んでください。」

「遊ばないとダメですよ。」

 

 

この言葉の意味がわかりませんでした。

「遊びより、練習や訓練ではないのですか」と聞き直しました。

 

 

「そんなことは今はしたくないな。遊びたいんだ。長い時間じーっと部屋にいたんでしょ。遊びなさい。遠慮なく。」

 

 

そう言われて泣いてしまった私です。

私は怠け者ではない。

否定される者でもない。

私は私。

 

 

昔のことを振り返っていたら、また涙が出て来ました。

自分と違う人が大勢いる。

価値観は違って当たり前。

 

 

違う価値観を受け止めることができた時、それが回復なのかもしれません。

 

彼にそのことが伝わりますようにと願います。

 

 

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