俺は走った。
あの場所から少しでも遠くに行きたかった。
おれは見たんだ。
どれだけ俺の心の中が荒んでいるかを。
俺はわかったんだ。
どれだけ多くの人から、大切にされているかを。
助けにきてやったと思った子どもから、大きな大きな「愛」をもらったんだ。
しかも、こんな俺に一方的に
あの全裸の子どもの方が俺なんかよりどれだけすばらしい人間なのか。
他人から素直に、「愛」を受け入れられたあの子どもは、くそったれ俺なんかより、数百倍もすばらしいんだ。
それを素直に受け止められない、糞野郎の俺。
他の奴から言われるまでもないんだ!!
そうさ、皆が待ち望んでいた、「死」」だよ。
本当に、こんな俺は1秒でも早く死なないと。
フィリピンにボランティアに来て、俺が教えてもらった一番のことだ。
俺は、しゃがみ込んで、泣き崩れた。
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