発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 いじめ再び

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病院を退院した後、野村先生は2度訪問してくれました。

先生は感情を表に出す人でした。

僕がいじめられて、入院した事で、涙を流してくれました。

 

「もう一度、一緒に頑張っていこう」

この先生の気持ちに答えたいと、自分を鼓舞しました。

でも、すぐに学校に行った事が間違いだった事がわかりました。

 

クラスに入ろうとしたら、いじめた連中がいきなり僕の前に土下座をしました。

「お許しください。!!」笑いながら演技をした事で、クラスが沸きました。

それに気を良くして、行動はより過激になりました。

 

僕の机を教室の一番後方、掃除道具入れの前に移動しました。

誰かが画用紙で作ったのでしょう、「王様」と書かれてある、王冠をかぶせられました。

 

「王様、私たちはあなたの家来です。何でも言いつけてください。」

僕は黙っていました。

「王様、お着替えください。」そう言って、僕の服を脱がそうとしました。

 

今まで我慢するしかなかった僕が、奴らに立ち向かおうとこの時決断したのです。

そうしても良いと思わせてくれた事がありました。

多くの女生徒が、僕の味方をしてくれたのです。

 

「○○君たち、バカな事はやめなさいよ。青木君は何もわるいことはしていない。」

その声を聞いたとき、心の底からうれしさがこみ上げた事を覚えています。

自分の存在を認めてくれている人たちがいる。

 

4人を相手に立ち回りました。

先生が騒動に気づき、引き離してくれました。

「お前ら、いつかたたきつぶしてやるからな」

 

こんなふうに言えた自分を誇らしく思いました。

何人かの女生徒が僕の荷物を片付けたりしてくれました。

僕は振り向きもせず、家に帰ってしまいました。

 

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