医者との面談は半年になろうとしていました。
正直、何も変わらない状況に僕はイライラしだしていました。
確かに素晴らしい先生だけれど、僕の状況は何も変わらないのです。
先生に悪態ついて、「頭かち割って、僕の腐った脳みそでも取り除いてもらう事できないですか」と話した事もあります。
そんな時でも先生は落ち着いて、僕の話を聞いてくれていました。
ある日、医者から一度、家から少し離れて、センターに行きませんかと言われました。
「君のようないじめや、不登校の過去を持つ人たちが、その体験を生かして
寄り添ってくれる場所だよ。」お医者さんはそう言いました。
僕は前の施設の事を思い出しました。
とても嫌な気持ちになって「朝早くたたき起こされて、奉仕させられて、日暮れとともに寝るなんて嫌です」と言いました。
「そんな施設とは違うよ。」と言われたけれど、興味なしでした。
このとき、「どうでもいいや、もう何もかもめんどくさい」と思っていました。
「もう何もかもが、手遅れなんだ。」そう自分で思い込んでいました。
僕と母との関係は日に日に大変な状況になっていきました。
それが父にも飛び火して、僕のせいで両親の仲も悪くなっていきました。
ある日僕は母に大変な大けがをさせてしまいました。
警察が来るという事で僕は逃げたしました。
このままどこか知らない町に行き、過去を捨ててやり直したい
そんなことも考えたけれど、どうしていいのかもわからなかった。
二週間、カラオケや深夜喫茶ゲーセンで寝泊まりしました。
死ぬ事も考えたけれど、怖くてできなかった。
本当に、もうどうしていいのかわからなくなって、
気が狂いそうだった。
心の中で、誰か俺を助けてくれと、大きな声で叫びたかった。
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