たった1人の修学旅行。サポートセンターのスタッフとともに 16才
僕は年齢が上がるに連れて自信を失っていった。
同年齢の奴らはどんどん成長してくのに、おいらはそうではなかったんだ。
年齢とともに変わっていく同級生を尻目においらは自信を無くしていった。
小学校の高学年になったらその差がありありと自分にもわかってきた。
小学校で高学年としての振る舞いが求められるのに、おいらのレベルは小学校1年レベルのままだった。
そこからどんどんおいらの自我が傷ついていく。
1、勉強がさっぱりわからない。
何がわからないのかさえ、わからない。
何もかもわからない。
仕方がないので授業中はスリーピングタイム。
本当は寝てなんかいないさ。
寝たふりしないとやっていけなかったんだよ。
でも先生は怒った。
「ヒロ、いつになったら真面目になるんだ。」ってね。
何もわかっちゃいないんだ。
きっと今でも全国の小、中で同じ光景が繰り返されているんだろうな。
かわいそうだよ。
最初からやる気がない子どもなんているのかね?
みんな好奇心に胸を膨らませて小学校に入学するとおいらは思うんだ。
でもついていけなくなる。
自分がいてはいけない場所だと思ってしまう。
悲しいね。
辛いね。
だからと言って、学校の先生を批判するつもりはないね。
だって、大変なんだよ。
学校の先生ってさ。
おいらの母親みたいに、「モンスターペアレント」たちに批判され続けているんだからな。
ほんと、大変さ、学校の先生。
もっと待遇をよくしてくださいよ、文科省様。
喧嘩ばかりしている兄弟達にお土産として手製のストラップを作りました。
2、クラスの同級生とコミニュケーションが取れない。
僕は「ドラゴンボール命」なのです。
でもクラスのみんなは違っていて、ワンピースとかテレビで見たお笑い番組の話題を話している。
その輪の中においらも乱入する。
そうさ、「乱入」という言葉が当てはまったんだろうな。
おいらがやったことっていうのはさ。
「ハイ、ハイ、バカヒロさんのご登場だぜ。みんなかいさあーん!!」ってね。
小学校高学年では、誰もおいらと話してくれなくなってしまった。
年賀状も1枚もなし!!
どんだけ嫌われてるねんって。
嫌われている。
その存在さえも嫌われていた俺。
忌み嫌われる。
「早く死んでください。BY クラス一同」と真ん中に大きく書かれた色紙。
お墓の絵も書かれてあった。
クラス全員の名前と一言が添えられてあった。
「お前はゴミ以下だ。」
「俺の1メートル圏内に絶対に入ってくるな。」
「車と衝突して死ね!!」
その時は泣いた。
自分は嫌われていることはわかっていたが、ここまで忌み嫌われていたのかと。
それでおいらは学校に行けなくなってしまった。
そのことに気づいた担任が家まで謝りにきたけれど、おいらは部屋から出られなかったな。
先生は本当に謝ってくれていた。
先生が悪いんじゃないんだぜ。
悪いのはこの俺の「存在そのもの」。
みんなが悪いと思ったなら、俺は学校に行かないとしても、堂々としていたろうな。
でもこの一件でひきこもってしまった。
それは自分がクラスのみんなと違っていてたということがよーくわかっていたからさ。
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