発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

失敗して成長するアスペルガーな僕 ヒロ

 

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僕は程度の悪いアスペルガーな男。

今年の誕生日で29歳になりました。

今年の3月末にフィリピンの大学を出てからはサポートセンターで社会に戻る練習をしています。

 

 

 

しかし、日々間違いの連続です。

間違えるとスタッフに指摘されます。

ゆっくりと丁寧に何を間違えたのかをスタッフから教えてもらえます。

 

 

そうして、今度は間違えないようにするにはどうすれば良いかをスタッフと一緒に考えます。

でもすぐにまた同じ間違いをしてしまう僕です。

 

 

そうしますと、またスタッフがもっと優しく丁寧に何を間違えたのか。

どうしてそんな間違いをするのか。

他の人たちはどうやっているのかを丁寧に教えてくれます。

 

 

失敗ばかりするので僕の気持ちが下がっていないかまで心配してくれるスタッフです。

 

 

たまには、「美味しいもの食べに行こうか」などと誘ってくれたり、僕の大好きな「ドラゴンボール」の話題を出してくれたりもします。

 

 

その都度、情けなさと、ここまでしてもらっているんだから、次は間違えないぞという2つの気持ちがぼくの心の中で戦っています。

 

 

以前は、「情けない」という気持ちが断然勝っていました。

 

 

「情けない」と思う気持ちは、自己否定につながっていきます。

壁に自分の頭を叩きつけたり、体ごと壁に体当たりしたりしていました。

 

 

そうでもしないと、自分の気持ちをコントロールできませんでした。

 

 

今は違いますよ。

ちゃんとコントロールできていて、自傷行為なんか何もありません。

 

 

 

失敗しても極端に落ち込まないんです。

それもこれも長い時間をかけて訓練を積んできたからだと思います。

 

 

先週も失敗をしてしまいました。

「領収書はお金と同じです。」

必ず領収書をもらってこなければなりません。

 

 

しかし、先週はもらった領収書を無くしてしまいました。

仕方がないので、メモ用紙に日付と金額と内容を書いて会計担当のスタッフに渡しました。

 

 

注意を受けました。

「なくしたら、また発行してもらいなさい。」と言われましたので、次の日にそのお店に行きました。

 

 

昔の僕は「めんどくせえ!!」と言って行かなかったでしょうね。

時間と共に変わったんです。

 

 

朝11時に行きました。

お店はまだ閉まっていました。

お店があくまで、お店の前にあるベンチに座っていました。

 

携帯がなりました。

 

 

「ヒロさん、どこにいるの?」とスタッフの声です。

「領収書を再発行してもらいにお店に来ています。」

「もらったらすぐに事務所に戻って来てください。」

「わかりました。」

 

 

僕だけが座っていたのに、だんだんとお客さんが増えて来ました。

 

 

椅子の数も足らなくなり、立って待っている人たちも増えて来ました。

なんと外国人が多いではないですか。

 

 

僕の隣は明らかに中国人でしたので、中国語で話しかけました。

「韓国人です!!」

と上手な日本ごで怒られました。

 

 

20人くらいの人が今か今かと店が開くのを待っています。

突然、店内をのぞいていた誰かが中国語で叫びました。

翻訳しますと「今日はお店は定休日だぞ!!」

 

 

「えええええええ。」

座っている人たちが口々に僕の方を指差して、中国語でまくしたてます。

 

 

「こいつバカだ。」

「日本人のくせにどうしようもないバカ。」と言われました。

 

 

さっさとその場を立ち去った程度の悪いアスペな俺です。

 

 

 

 

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午前2時に希望を語る男がひとり 東大

 

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     朝食をゆっくりと食べるのが好きですね。

 

 

事務所で報告会と打ち合わせが終わって時計を見ると日付が変わってしまっていた。

「おやすみなさい。」の言葉を残して、ぼくは自分の部屋に戻る。

 

 

明日は通っている学校で朝1番でテストがある。

朝食はおにぎりか何かで簡単に済ませようと近くのコンビニに行った。

 

 

コンビニで商品を選ぶ時間はぼくにとっては楽しい時間だ。

色とりどりに並べられている商品から興味があるものを手に取り眺める。

そんな時間がぼくは好きだ。

 

 

ふと、数時間前に訪問した人に対する提案が頭の中に浮かんだ。

「とにかくメモを取りなさい。」BYツルピカドン

すぐにメモに取った。

 

 

書き出してみるとたいした案でもないことに少しがっかりする。

そういうことってときどきありませんか?

 

 

「いらっしゃいませ」

ぼく以外だれもいないコンビニにお客さんが入ってきた。

 

 

 

しかし、そのお客さんの様子が変だ。

ぶつぶつ、独り言を言っている。

 

 

変な人に絡まれたくないな。

少し、不安になり買い物を急いだ。

 

 

「すごいな。すごいよね。」

「ほんと、すごいですよ。」

「変わったよな。」

「変わりましたよ。」

 

 

1人で2人の人格になって話しているんだ。

これはとても危険な人ではないのか?

 

 

商品棚の切れ目から少しのぞいたら・・・・・・・。

青木がそこにいた。

そう、サポートセンター代表の青木だ。

 

 

突然急用ができて日本に帰ってきた青木。

今まで事務所で報告会と打ち合わせをしていた。

彼もまた朝食を買いに来たのだろうか。

 

 

突然、静かな店内に着信音が鳴りひびいた。

「あっ、◯◯さんからだ。急いででますから待っていてくださいよ。」

と言いながら店内を走り抜けていく青木。

 

 

 

「SORRY」

ぼくにぶつかって放った一言は英語だった。

で、ぼくには気づいていない。

 

 

 

レジに並んでいた時に外に目をやると、青木が携帯で話している。

時々手を振りかざしている。

一生懸命に話しているんだろうな。

 

 

レジを済ませて外に出ると雨が降っていた。

青木さんに一言挨拶をしようかどうか迷ったけれど傘をさして、軽く頭を下げて、歩き出した。

 

 

「大丈夫だよ。」

「そう、大丈夫だよ。」

 

 

背後から青木の声が聞こえて来た。

それは4年前に僕が青木から幾度となく聞かされた言葉。

「だいじょうぶだよ、大野さん。大丈夫。」

 

 

2017年◯月◯日深夜

青木は違う人にまた希望を語っている。

 

 

雨足が強くなって来た。

体だけは大切にして欲しいと心から願ってぼくは家路を急いだ。

 

 

 

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彼もまた程度の悪いアスペルガーな男だったんだ。 ヒロ

 

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    「幸せ」を絵に描いたらきっとこの顔だろうな。

 

 

東大さんに失礼な発言をした人から、今朝謝罪のメールをいただきました。

 

 

「ブログを読んで、何か東大さんに対して失礼な発言があったことを知り、とにかく謝りたいので、メールをしました。」とのことでした。

 

 

「自分の発言の何が問題なのかがわからない。」

「思えば、ぼくはいつも他人から『喧嘩を売っているのか』とか『失礼だろうが』とよく言われていた。」

 

 

「その度ごとに混乱してそして自信を無くしてだんだんと喋らなくなった。」

 

 

「でもヒロさんや東大さん相手なら、理解してもらえる相手だと思ったから、思う存分話したんだ。」

 

 

「でもまた同じ失敗をしてしまった。」

「何がなんだかわからない。」

 

 

ぼくは電話をかけてその人に聞いたんだ。

「何もわからないんですか。」って。

 

 

そうしたら、「その通り何もわからないままこの歳になってしまった。」

 

 

その話を聞いて、昨日感じた怒りを恥ずかしく感じた俺。

 

 

彼はアスペルガーなんだ。

大変なアスペルガー

社会から弾き飛ばされてしまうアスペルガーなんだよ!!

 

 

ぼくは続けて聞いたんだ。

「スタッフにそのことを話したり、相談したことはあるのか」って。

「ぼくは人から指図されるのが嫌な性格なので、だれにも相談はしていない。」とその人は言った。

 

 

 

「はあ、だったらなんでサポートセンターにいるんですか。」

「自分1人でやってきて、うまくいかなかったんでしょ。」

 

 

「だから、あなたができること。しなければいけないことはサポートセンターのスタッフを信じて、助けを求めるということですよ。」

 

 

 

「変わりましょうよ!!」

「まだ十分に間に合うんだから。」

「そして、もうサポートセンターに繋がっているんだから。」

 

 

 

わかりました。」と元気よく言って唐突にその人は電話を切った。

 

 

話しが続いていると思っていたのに唐突に電話を切られると、あまりいい気がしないんだな。

 

 

まあ、同じようなことをやっていた程度の悪いアスペルガーな僕なんだな。

 

 

 

人は変わります。

こんな僕でも変わったんですよ。

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講演会で「私が・・」と話してもシーンでした。

 

 

でもまだまだ変わらないと社会に溶け込めない。

 

 

 

僕は社会に溶け込みたい。

社会と繋がりたい。

だから、ぼくは自分を変える挑戦をやめないんだ。

 

 

負けるもんか。

程度の悪いアスペな俺。

もっともっと変わりますぜ。

 

 

「ヒロさんギャリック砲だけはやめてね」と彼はマジな声で訴えた。

 

 

「????」

笑い声で言ったならわかるけれど、マジな声だったから。

意味がわからない僕です。

 

 

大変だなぼくらへの支援。

全てのスタッフに敬礼!!

 

 

 

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支援を受けている人と喧嘩になりそうになった。ヒロ

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 2013年東大さんとスタッフで食事。今この写真見たら泣けますわ。よかった東大さん!!

 

 

現在僕は日本に帰国しています。

明日フィリピンに帰ります。

 

僕がサポートセンターの事務所を訪れたら、劇団兄いと東大さんたちに会いました。

 

 

2人とも日本で学校に通っています。

その学校も11月下旬で終了です。

 

 

その後、フィリピンに帰って就活をします。

来年の3月いっぱいで4人の方が社会に復帰します。

そのうちの1人はおいらです。

 

 

後は劇団兄いと東大さんとMr.Joeです。

Mr.Joeはフィリピンで研修中です。

 

 

本日27日金曜日は社会復帰組3人でこの日本で早めのお疲れ会を予定しています。

 

 

そのほかにも、数年以内に社会復帰できそうな組で参加したいという人たちがいます。

で、こんばんはにぎやかになりそうです。

 

 

3日前に東大さんたちと色々な世間話をしていました。

10年ひきこもりだった人で現在日本において学校に通い、社会復帰の準備をしている人が東大さんに言ったのです。

 

 

「僕は10年ひきこもってしまい、未だにそのことを後悔しています。人生の一番楽しいと思われる10代後半から20代にかけてひきこもってしまいましたから。」

 

 

「あの時は2度と戻ってこないんですよ。」

「それが悲しい。」

 

 

正直、僕にはその人が言っていることがよくわかりませんでした。

ぼくはずーっと良い時期がなくてフィリピンに来て人生が好転したわけですから。

今が一番なんです。

 

 

そんなことを言ったら、「ヒロさんにはわからないと思う。」と言われました。

 

 

正直「かちん」と来ました。

でも我慢しました。

 

 

東大さんが言いました。

「僕がもしあのまま就職できたとして、そんなに人間関係が濃くない仕事場で、運よくつまづかなかったとして、今の年齢になっていたら。」

 

 

「僕はとても後悔したと思うな。」

「何か足りないものがぼくにはあるとは高校時代から感じていたんだ。」

「それが、何かサポートセンターと出会って気づいたんだ。」

 

 

「今の自分は昔の自分には想像できないくらい変わったからね。それで十分満足なんだ。」

 

 

「意味がわかりませんね!!」

「失礼ですけれど、資産ゼロ、友達ゼロ、恋愛経験ゼロ、運転免許も持っていない。ないないづくしですよね。」

 

 

「この世の中で誰からも必要とされていなかった人間ですよね。今もですよ。」

「30年間、自宅でじっとしていたんですよね。」

「僕なら絶望して自殺していたな。」

 

 

 

「一流会社に就職。もしくは公務員として働いて、天下りで資産をきずけたかもしれないのに。」

「そのことで、たとえないものがあっても折り合いがつけられたんじゃないですか。」

 

 

「でも今のあなたには何もないでしょ。」

 

 

「不思議とぼくは昔のことを考えないで済んでいる。君のいうことも納得できるよ。昔の自分はそのことにとらわすぎていたということだよ。今のぼくには残された時間が少ないからね、考えるとしたら、失った過去のことより、少しでも将来のことを考えたいんですよ。」

 

 

一触即発とはこのことだ。

「これ以上東大さんをばかにするようなことを言ってみろ、俺が許さねえ!!」

 

 

「叩き潰す。」

ギャリック砲を一発お見舞いしてやるぜ。」

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振り回さないで、お願いだから。ヒロ

 

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20代の方のケースです。

 

 

それを本日ご紹介しようかと思っていました。

ご紹介といいましても、もちろんご本人様の設定はすでに変えてあります。

 

 

「同じようなことで悩んでいるおかあさんが他にもいらっしゃるので、ご紹介させてください。」とスタッフがおかあさまに承諾をとりました。

 

 

そのことをご本人様にお話ししたところ、「誰かの役に立つならいい。」と言われました。

 

 

しかし、昨日になって突然おかあさまに「みせもんなんかにされてたまるか」と大声で怒鳴り、そして暴れたということです。

 

 

「設定も変えてしまっているよ。誰もあなただとはわからないよ。」とおかあさまは繰り返し説得されたんですけれど。

 

 

昨夜、おかあさまからお断りのご連絡をいただきました。

「なんで、わからないんですかね。全てこうなんですよ。もう一緒にいる事に疲れ果ててしまいました。」

 

 

それでこのお話は終わりにします。

 

 

今までも僕が書いていた続きの話がなくなったケースがあったと思います。

全てこのような理由です。

 

 

支援している人の中に「ヒロさんのようにブログを書いてみたい。」と言ってくれる人は実は多いです。

 

 

しかし、簡単には書くことを許可しないのです。

書きたいと言って、書いてもらってそして掲載した後に、「僕は掲載なんかして欲しくなかった!!」なんていうことを言う人が数年に1人くらいいます。

 

 

だから、簡単には書くことを許可しないのです。

 

 

なんなんだろう。

これも「認知の歪み」っていうことで説明ができるのかな。

 

 

時にはICレコーダーで会話を録音することもあります。

「言った、言わない。」という会話をしないですむようにです。

 

 

とにかく支援っていうのは、ほんと僕たち支援者が振り回されるのを覚悟しないとダメなんですね。

 

 

でも、できるだけ振り回されないですむように、支援している人たちのふだんの様子から、先のことを予測するということが支援者には求められてもいます。

 

 

だから、俺には支援は無理なんですよ。

だって、予測するということがもっとも苦手なアスペルガーですからね。

 

 

残念。

 

 

また明日。

 

 

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3件のご相談。ヒロ 《まも無くフィリピンに帰ります。》

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   東大さん、人生で大切なのは  「sense of humor」 です。

 

 

僕が日本に帰っていることを知った人たちからサポートセンターに5件電話がありました。

 

 

2件は講演会の依頼でした。

そのことについては前回書きました。

後の3件はご相談でした。

 

 

スタッフが受け答えしました。

中学3年のお子さん(現在不登校)、高校2年(現在不登校)のお子さん、20代前半のお子さん(高校中退後引きこもり)をお持ちのお母様からのご相談でした。

 

 

中学3年のお子さんをお持ちのお母様は、インターナショナルハイスクールへの進学相談でした。

やはり発達障害の特性が強く出ていて、周りの同級生とうまく馴染めないらしいです。

 

 

僕は長年ブログでインターナショナルハイスクールや大学での出来事を書いてきました。

その記事を全て読んでいてくださっています。

(ぼくには驚き以外なにものでもありません。)

 

 

それでサポートセンターならお子さんを託しても大丈夫だと思われたらしいです。

 

 

いやいや、僕はインターナショナルハイスクールにいく前にすでに4年間毎日ハゲと顔を付き合わせていましたからね。

 

 

はい、フィリピンに着きました。

はい、インターナショナルハイスクールへの入学手続き終了。

はい、毎日学校行きましょう。

 

 

無理です。

できるわけありませんよ。

時間がかかります。

 

 

不登校になっていて、気持ちは下がっているでしょう。

「自宅でのんきにゲームをやっていますよ。」

 

 

「そこに逃げ混んでいるだけです。ゲームに夢中になっている時だけ、現実から目を背けることができますからね。」

 

 

「そんなもんですかね。ゲームやりながら楽しそうにしていますからね。」

 

 

「あああああああああ、あああああああああ。」

「♩〜 どうして、どうしてなの、おかあさん、」

「子どもはあなたの理解を求めているのに」

「なぜ、なぜ、何故なのかしら、お母さん。」

「こどもと親はいつまでも平行線なのよ」作、ヒロ

 

 

 

時間がかかりますよ。

時間がかかるんです。

 

 

スタッフが言っていました。

「留学相談所のようなところをお使いください。私たちはあくまでもサポートですから」となんども言っておりました。

 

 

多分、お母さんはご理解できないのではないでしょうか。

「一番大変なことは、ご両親との話し合い。」BY ツルピカドン

 

 

で、20代のお子さんのケースはかなり深刻でした。

そのことは明日、皆様と分かち合いたいと思います。

 

 

私の子どものようなケースは、私の家庭だけではない!!

だから大丈夫、おかあさん!!

そんなふうにおかあさんが勇気付けられ、少しでも不安が解消されれば、ぼくはそれで嬉しいんだな。

 

 

いずれも「この程度の情報をブログに書いていいでしょうか」とご相談時にお伺いし、ご了承をお母様から取ってあります。

 

 

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僕はアスペルガーだということを忘れ始めている ヒロ

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 フィリピンの皆んな、間もなく帰るよ!!東大さんも学校が終わります。

 

 

ぼくは今日本に帰って来ています。

 

 

メインの目的は1人の人をフィリピンに連れて帰ることです。

その人は1人ではフィリピンに帰ることはできないので、僕がその人を連れて帰るということです。

 

 

前回のブログで、僕が日本に帰国していますとブログに書いたところ5人の方からサポートセンターの事務所に連絡がありました。

 

 

2件は講演会の依頼でした。

ありがとうございます。

 

 

1つは発達障害の子どもさんを持つ親の会主催です。

もう1つは発達障害の人たちを支援している団体さん主催の講演会です。

 

 

2つの団体さんとも、「ヒロさんが頑張って成長したことを会の子どもたちに、支援している人たちに彼らの希望として語ってほしい。」との依頼でした。

 

 

 

成長したんですか?

ぼくは成長したんですか?

ぼくは希望を語ることができるんですか?

 

 

なんだかピンと来ないんですよ。

正直なことを言います。

昔のことをほとんど忘れてしまっている気がします。

 

僕は小、中と不登校だった。

いじめられていた。

そのいじめられ方は半端なかった。

 

家は家で安全な場所ではなかった。

母は僕を責める。

「学校に行かないなら働け」と。

 

 

発達障害なんていうもんはないんだよ。」

「あったとしても、学校に行かないという理由にはならないんだよ。」

「障害のせいにするんじゃない。」

 

 

「障害に逃げ込むな!!」

 

 

僕は自分で「ぼくはアスペルガーですから、学校の勉強や集団行動が苦手です。」なんて言ったことはないんだけれどね。

 

 

 

母との確執も忘れてしまっている。

本当なんだ。

なんか変な気持ちだ。

 

 

昔のブログを読んでいると恥ずかしくなってくる。

なんだ、こいつバカじゃないのか。

落ち着きがないし、支離滅裂じゃないかって。

 

 

スタッフにこの気持ちを話してみた。

「ヒロさんは学校なんかで最初に嫌な気持ちになった記憶はいつ頃か覚えている。」とスタッフに聞かれたんだ。

 

 

小学校4年頃から周りとうまく行かないということが増え始めたと思う。

 

 

「そうすると、10歳だね。」

「10歳から私たちと出会った16歳までの6年間はいじめられたり、学校の勉強が何もかもわからなかったりして、とても悲しく、辛い時期だったんでしょ。」

「その通り、最悪の日々だった。」

 

 

「私たちと出会った16歳の時から、今の29歳まで13年間がたったんだよ。」

 

 

「その13年間を一言で言うとどういう言葉を選びますか」

「最高」だな。

 

 

「最高な13年間」と「最悪な6年間」

 

 

そう話すと、スタッフはホワイトボードに絵を書いて、さらにわかりやすく説明してくれた。

 

 

 

その説明で、俺は少し自分のことがわかったような気がします。

 

 

生活環境を変えました。

誰も俺のことを責めない。

誰も俺がどれだけ悪いことをしたかを知る人がいない。

のびのびと俺が過ごせるフィリピンの環境に変わったのです。

 

 

フィリピンに行けばそれで最高の環境になるものではない。

俺のことをよく知る人たちが、俺のために環境を整えてくださったんだ。

 

 

話す言葉も変えてしまった。

「日本語」から「英語、フィリピン語、スペイン語

日本人に会わないで済んだと言うこと。

 

 

日本人は怖かったからね。

 

 

スタッフは俺と同居までして支援をし続けてくれた。

24時間、365日の支援。

1日たりとも、1人になったことはないんだ。

 

 

何もかも俺にあった環境にしてくれて、「程度の悪いアスペルガーな俺」は少しづつ変わり始めていく。

 

 

 

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