大学の学生課から呼び出された。
用件は就学ビザに関することだ。
2つのことが頭をよぎった。
1、残念だけれど、就学ビザは下りない。
2、良かったね、ビザがおりましたよ。
たぶんおりないと思うようにしとけば、ショックは小さくて済むからね。
その前にトイレに行った。
出たら、また行きたくなった。
三度入った。
緊張しているおいらがいた。
学生課の扉を開ける前に青木さんに電話した。
「従業員になる話は本当ですよね。」
「あれはなかったことにしてください。なんて今さら言われても俺困るんで。本当に大丈夫ですよね。」
「もし、給料が出せないなら、俺は給料なしでもなんとかやっていきますんで、俺の居場所がないことだけは避けてください。」
「約束ですよ!!」
館内に響き渡るぐらいの大声で怒鳴ってしまった。
だめだ、強い不安が俺を襲う。
マクドナルドでアップルパイを食べたくなった。
んで、食べに行った。
ビックマックとスパゲティとチキンと色々オーダーした。
むしゃぶりついた。
急に怒りがこみあげてきた。
俺はなにも悪くはないのにって。
なんでこんな目にあわなきゃいけないんだ。
ただでさえ、生まれながらにして人より変わっていることでいじめられたり、馬鹿にされてきたんだ。
そんな俺が一生懸命にもっと良くなりたいがために頑張ったんだ。
遊びもゲームもやめてとにかく大学を卒業したくて頑張ってきたんだ。
それなのに・・・・・・。
涙がどうしようもなく溢れてきた。
泣いてしまった。
声をあげて泣いたんだ。
「どうして、どうしてこうなったの!!」
大声で怒鳴った。
「なんでだよ!!」
ざわついていた店内が急に静まりかえった。
みんな俺を見ないようにしている。
「ふざけるなよな、お前たちみんな俺を馬鹿にしてんだろ。わかってるよ」
「叩き潰すぞ、てめえら。」と日本語で話した。
マクドナルドを出た時には涙がどうしようもなく出てしまった。
自宅に帰ってスタッフの顔を見たら号泣してしまった。
「どうした、ヒロさんなにがあった。」
部屋で暴れた。
暴れるなんて20歳の時いらいだ。
「馬鹿野郎、ぶっ潰す。」
壁をグーで叩く。
ベッドに横になったらそのまま寝てしまっていた。
今朝、スタッフがおいらに言った。
「学生課の方が昨日待っていらしたよ」
学生課に行くのをすっかり忘れていた俺がいる。
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